ミュージカル好きの私ですが、来日公演があるたび観に行っている作品があります。
映画にもなりましたが、「RENT」です。
全編を貫く「No Day But Today(昨日も明日もない、今日を生きよう)」という哲学に出会い、支えられて、私は今まで生きてまいりました。
都内外資系OLの友人もこの作品好きなんです。友人、一緒に行こう。せっかくだから、スペシャル公演の日に。12月24日21開始公演か、12月31日の年越し公演か、どっちか。
友「なんでその時間なの」
作品の第一部が12月24日午後9時から始まる設定で、同じく第二部がニューイヤーの瞬間に始まる設定からじゃないの。
友「眠くなると困るから、24日の方にしましょう」
チケットとれたよー。激戦だったけど。
友「いいけど、終わる時間には、宇都宮まで帰る電車ないんじゃないの」
泊めて。
友「あ、やっぱり。んで、夕飯はどうするの。会場が国際フォーラムだから、銀座でも行く?」
イブの銀座はイヤだ。カップルがいなさそうな場所とお店がいい。
友「じゃあ、新橋の居酒屋で選んでおくわよ。SL前に17時に集合ね」
新橋駅のSL前というと、よく酔っぱらいのお父さんがテレビでインタビューを受けている。
何かインタビューされたらどうしよう。
という、不安を払拭するようなSLイルミネーション。わんだほー。
友「行くわよー」
友「このあたりだったかなぁ」
おおっ。新橋の居酒屋っぽい雰囲気。
友「あ、ここ。このお店」
やきとん 玉やさんでした。中は、一人飲みのお兄さんが数名。
友「値段も、新橋価格で素晴らしいのよ」
わぉ。焼き物一本140円。
私は生ビール、友人は麦焼酎のお湯割り。
友「でも、飲む量に気を付けないとねぇ」
そうだよね、舞台の真っ最中にトイレいけないもんね。
まずは、居酒屋のマストアイテム・ポテサラ。キュウリが、フレッシュきゅうりと古漬けの二種類が刻んで入ってました。いいですねー。コショウも効いてて。
友「わたし、来るたびこれ食べるのよ」
常連だったのね。
焼き物四本。友人はレバーとつくね。
私は、コブクロとタン。塩とタレが選びましたが、さっぱり塩で。タンもジューシーでおいしかったですが
コブクロも臭みなくておいしー。
友「煮込み系行くよ」
牛すじ豆腐。
ぷるぷる~~な牛筋がたまりません。おダシもおいしい。これにうどん入れて食べたい。
焼き物、第二オーダー。シロとナンコツ。きゅこきゅこっとした食感がたまりません。
アルコールはここまでにしておこうかな。「みかん梅酒」という、ちょっと謎酒。
友「いかが」
酸っぱ甘い。
友「最後に、炒めモノいこうか」
豚すじスタミナ炒め。
うーむ、困った。この非常に甘辛い、なおかつウマウマ~な味付けは…
友「白いご飯食べたくなるわねぇ」
でも、夜の炭水化物は禁忌なの。
以上で、4420円でした。一人あたり2210円。安いっ。
友「私の同僚はここにボトルキープして、毎日帰りに串を二本食べて帰るのよ」
うーむ、地元にあったらやってみたい。
さて、国際フォーラムには
おしゃれなツリーが。まぁ、さすが有楽町。
友「みて、芸が細かい」
まあっ。来年の干支の酉さんが。
そんでもって、舞台の方です。
一幕の歌いだしが ♪December 24th 9pm~♪ なのですが、この瞬間、場内から大歓声でした。
友「いつにも増して、リピーターが多い客席だったのかもね」
カップルが多いかと思ってましたが、意外に私たちのような女同士とか、おひとりさまが多かったです。
記念にクリスマスカードももらえて幸せー。
友「若者向けだから、今観たら、ちょっとツッコミたくなるかなと思ったけど、やっぱりいいわねー」
私は、今でも辛いときは「No Day But Today」を聴いてるよ。
今回のキャスト、特に女性陣が素晴らしいです。12月31日まで公演していて、まだチケットが余っている日もありますので、ぜひぜひどうぞ。
★★★★お店情報★★★★
やきとん 玉や
東京都港区新橋4-19-6
営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください