1000円グルメの旅

1000円札一枚で、日本中の美味しいもの食べてみたい。 と、47都道府県をさすらうブログです。

December 2011

京都の驚愕の食堂「今井食堂」さんの巻で、ちょろりと話題に出しましたが


1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


(もうお亡くなりになりましたが)ロシア語通訳の米原万里さんの

「旅行者の朝食」というエッセイを読んだのですが、その中に、

「ああ、分かる分かる」な話題がありました。

幼少のみぎり、住んでいたロシアでお父さんがお土産に持ってきただか

人にもらっただかという(すんません、このへん記憶になし)

「ハルヴァ」というめっさんこ美味しいお菓子を食べて、

(ヌガーみたいなお菓子で、あちこちにあるそうです)

アレをもう一度食べたいとヨーロッパ各地の知人に頼み込んで探してもらったり

自分でも探し廻ってみたけれども「違う、コレじゃない!」という日々が続き、

ようやくめぐりあった「あのハルヴァ」は

思い出の中で美化されず、追い求めたあの味だった、という話でした。


私にとっては、それはきっと、遠い昔に江曽島で食べた鶏唐のエピソード 。

(結局の所、お店の方はもう亡くなられて、お店も閉めたそうです)


そしてもう一つ。

幼少のみぎり、宇都宮駅東に「田原屋」という8階建のデパート(というかスーパー)が

できました。

駅東の人間にとって大規模ショッピングセンターは、当時

東宿郷のイトーヨーカードー一択状態でしたので

そこに「田原屋」という選択肢ができたことは、

驚天動地レベルでございました(少なくとも私は)。

その田原屋で、忘れられない「食」の思い出が二つありました。


まず一つー!

多分、地下の食堂街みたいところにあったよーな気がしますが

森永パーラー(?)というファミリー系チェーン店レストランが入ってまして

そこでチョコパフェ食べたら、マシュマロが、「てんこもり」レベルで入っていて、

私は泣き出してしまったのでした。なぜなら私は幼少のみぎりから今に至るまで

マシュマロが食べられないのであった。(甘さといい食感といい)

なぜにチョコパフェにマシュマロがてんこもり入っていたのか、その謎は今も解けない。

(コーンフレークはまだ許せる)


ふたつめー!

多分8階だったと思いますが(4階説と5階説もある)

スガキヤ 」という、チェーン店なラーメン屋さんが入ってました。

そこのラーメンが安くて(多分当時150円くらいだったのではなかろうか)

美味しくて、大好きだったのでした。

特に、夏休みなんかは、駅東のプールに泳ぎに行き、帰りに100円玉にぎりしめて

スガキヤのラーメンを食べて帰るという、井上陽水の「少年時代」のBGMが似合う

そんな爽やかな思い出なのでした。

そのスガキヤも撤退し、田原屋もなくなり、私の夏の思い出は消えてしまった。

チェーン店だからアチコチにあるのだろうと思いきや

生長と共に「名古屋資本」だと知り、オトナになって名古屋に行く機会はあったものの

なかなかスガキヤに行くチャンスはなく、せめてものお土産と思い

名古屋のコンビニで「スガキヤ」のカップラーメン買って帰ったけど

「あの味じゃない」と泣き崩れ…。


そんな日々を経て、今、ン十年という時空のトンネルをくぐり


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こちら、八日市駅前のアピタに

(アピタって全国チェーンなんだ と今はじめて知った)

チェーン店として入っているスガキヤさんと、感動の再会なのでございます。


ああ、なんか昔テレビ番組であったよなー。

「懐かしのあの人に会いたい」みたいな番組で、

泣けるエピソードを浜村淳(だっけな)が延々と語って

出演者はその時点でオイオイ泣いていて

「では、感動の対面です!」と、最後にその探し求めていた人が登場して

二人で抱き合って泣くという。


あの気分です。


ン十年の時を超え、今、感動の…

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対面でございますー!

ああ、懐かしの、懐かしのスガキヤー!

ずっと探し申し上げておりましたーっ。


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今はラーメン一杯290円なのかー。(それでも安いよね)

あの頃は、フツーのラーメンがデフォ。お小遣いもらった直後には、ちょっとゼータクに

肉入りラーメンにしてました。


今はすっかりオトナだし、自腹でも余裕で払えるので、とってもゴージャスな

肉入りラーメン370円+デザートセット280円=650円にしてしまおう。

というわけで、ソレくださいっ。


「これでお呼びしますのでお待ちくださいねー」


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へ~~~~。

今はコレで呼び出し音がなるのか。

時代の変遷を感じる。


おっとぉ、音が鳴った。



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涙涙の感動の再会!


続く。


★★★お店情報★★★

スガキヤ八日市アピタ店

滋賀県東近江市八日市市浜野町3-1 ショッピングプラザ・アピア 1F
営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください


基本的に自分自身へのお土産は買わない人間なのですが

(持って帰るのめんどい)

先ほどの西堀榮三郎記念探検の殿堂 で


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西堀語録つきノートを買ったのでした。ジャスト千円(くらい)。


しかし、考えたら、わたし、字書くの嫌いだからノートとかメモ使わないんであった。

まあいいか。


さて、隣の敷地にある


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湖東味咲館 (湖東直売所)に寄ったのは、もちろん私は直売所萌えだからでございます。

ただ、前述のように、モノを持ち帰るのがめんどくさくてイヤなので

(宅急便で送るのは郵送料がかかるのでもっとイヤだ)

ジャスト・ルッキングにしようかなと思ったのですが

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これは、鮒寿司ー!

ウワサに聞けど、まだ一度も食べたことない鮒寿司っ。

日本の郷土料理を求める旅をしている向笠千恵子さんの本 、最近真面目に読んでるから

こういう、バリバリの郷土料理系食べてみたいと思ってたんだー。

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お値段は1,200円か。

前にネットかなんかで調べたら、

「一万円クラスでなきゃ、本当の鮒寿司の美味しさは分からない」と

あったけど

一万円も出したら美味しいの当たり前じゃないか。


鮒寿司は、ほんとうに千差万別、作る人が100人いたら100通りの味だそうです(よ)。

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ふな、米、塩、酒のシンプルな材料で


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子持ちの鮒で作った鮒寿司を

ちょっと時計の針を進めて


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自宅で食べてみました。

最近お酒は全く飲まないけど、やはり日本酒だろうと思って、料理酒に使っている

安売りのお酒を準備。

ちなみに、おちょことお皿は自分でロクロまわして作りましたです(絵はプロの人)。

徳利も一緒に作ったのですが、あっさりと口が欠けたので

実家のトイレで花瓶になっています。

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ではいただきます。……

………


酸っぱいスルメ


というのが正直な感想でございました。

補足するなら、「味は酸っぱさがメインにきて、食感はスルメ」

タマゴの部分はちょっち生臭さを感じましたでしょうか。

その後がんばり、お茶漬け、パスタ、等々で全部消費いたしました。


さて、せっかくなので、もう一つ何か軽いの買おうかなと


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無農薬カボス買ったんですよ(2個で100円)

私はミカンとデコポンを除いた柑橘類の中では

というか薬味系の柑橘類では、カボスがいちばん好きです。

(ユズはちょっとニガテ)

で、このかぼすが


うまかったー


鍋物に使ったのですが、「全身コレ果汁」な感じで

絞るのに苦労することなく、逆にあたりに飛びまくるので大変だったという。

うーん、これお取り寄せしたいなーと思うレベルでした。


さて、時計の針は戻りまして、八日市駅へのバスの中。


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途中にあった「東近江市立 湖東図書館 」の建物は、思わずバスから飛び降りたくなるくらい、すてきんぐで

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東近江市役所でやっていた農林水産祭りも、行きたいのはヤマヤマだったのだけど

なんせ時間がなかった。

なので、今回はアディオス。

だって、どうしてもここで食べなければならない、そんな場所があったから。

それは次の記事で。


★★★お店情報★★★
湖東味咲館 (湖東直売所)

滋賀県東近江市横溝町424番地
営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください

 さて、私にしては珍しく、今回の目的は「食」ではないのであった。


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先ほどの物産館 のすぐ裏手に見える建物。

入り口とあるものの、この沼(なのかな)をグルっとめぐっていくので

近くに観えれど結構遠いんであった。

例えるなら、山手線で、上野から鶯谷に行くだけなのに、外回りに乗らなければいけないよーな。

それでも、歩いていけば



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「忠犬ハチ公」に並ぶくらい有名な、二頭の犬がお出迎え。

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南極に住む皇帝ペンギンがお出迎えしてくれるここは

「西堀榮三郎記念 探検の殿堂」なのでしたー。

そう、先ほどの犬はタロとジロ。

来た理由を話すとヒッジョーに長いのですが


その1 

 幼少のみぎり、テレビ東京で「宗谷物語 」をやっていた。

 商船→特務艦→引揚船→南極観測船→巡視船の数奇な運命をたどった「宗谷」の話で

 コレがけっこー涙モノで良かったのです。なもんで、毎週楽しく観ていた。


その2 
 幼少のみぎり、「タワーリング・インフェルノ」をテレビで観て、スティ
ーブ・マックイーン演じる

 寡黙なオハラハン消防隊長がひっじょーにカッコいい「漢」で、ときめき

 あれが私の「漢萌え」の原点かと思うのですが、その後、学校の音楽の授業で

 「雪山讃歌 」の歌詞を知った時に、オハラハン消防隊長と同じ漢のトキメキを感じた。

 (特に「♪俺たちゃ街には住めないからに♪のあたりは萌えます)

 
その3 

 オトナになってプロジェクトX(の第一シリーズ限定)にハマった。第一期の最終回は

 「南極第一次越冬隊」の話でした

 自分の道に迷っていた若き隊員北村泰一氏と、越冬隊長の西堀榮三郎氏(放送当時故人)の

 エピソードがメインで、挫折しかけていた北村氏に、西堀隊長が

 「やるまえから諦める奴は一番つまらん人間だ とにかくやってみなはれ」

 と諭した屈指の名場面。そして、隊長の漢な笑顔。

 北村氏の、なんとなくたどたどしい喋り方が気になったけど 

 それは脳梗塞で倒れたためで、それでも教壇に立つまでに復帰できたのだと分かるラストと

 「やってみなはれ…」の西堀隊長を思い出して、泣き出す場面は

 観ていた私も大泣きだったのでした。


で、その時自分の中で始めてリンクしたのは


南極第一次越冬隊が乗っていた観測船は宗谷だった(その時始めて気づいた)

雪山讃歌の作詞者は、まさにその、西堀榮三郎氏であった。


原点は一つであったのだ。(と、その時まで分からなかった)


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その後、西堀榮三郎氏の著書「南極越冬記」も購入して読みました。

まさに越冬中の日記なのですが、言葉の端々に「漢」を感じてしびれ、

いつの日か、氏を記念した…

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西堀榮三郎記念 探検の殿堂 」に来るのが夢だったんでーす。

ちなみに、氏はこちらの出身というワケではないそうです。

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さらにラッキーなことに、南極100年展もやっていた。

白瀬中尉が南極探検して100年になるのですねえええ。

西堀氏が南極に行くことを夢みたのは、幼少のみぎりに、白瀬中尉の南極を撮影したフィルムを

映画館で観たからだそうです。

そのフィルムが上映されてました。らっきー。

さらに、西堀氏の生涯コーナーでは、様々な氏の映像が見られました。

笑顔がとにかく素敵なのですよ。「漢」な笑顔で。


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で、そこに置いてあったパンフに「白瀬南極探検隊記念館」のパンフが。

えー、あるんだ。行きたい。どこにあるんだろう。


秋田県!?


脳裏に、「稲庭うどんツアー」の文字がよぎったのは言うまでもない。


さて、帰りのバスがまもなくまいりますが、ホンの少しなれどまだ時間がありますので

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先ほどの物産館にちょいと寄っていきますかね。

続く。


~余談~



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前述の北村氏も「南極第一次越冬隊とカラフト犬」という本を出しています。

プロジェクトXではタロジロの「タ」の時も出てこなかったので

まさか、幼少のみぎりに観た映画の「南極物語」はこの北村氏の話だったとは

知らなかったのでした。

今やってる「南極大陸」は氏がモデルですねー。(でもキャストが…げほげほ)


ドラマ観てないんで、このシーンがあるのかは知らないのですが

雌犬の「シロ子」が子犬を産んで、本当はその子犬たちを置いていくつもりだったのだけども

(オス犬だったので、そのまま第二次越冬隊の犬ぞり要員になるはずだった)

母親のシロ子にまとわりついて離れないので、可哀相なので第一次越冬隊&シロ子と一緒に

連れ帰ることになったけど、重量がオーバーして飛行機に乗れない。

パイロットがニッコリ笑って「コレしか方法ありませんね」と、

子犬の重量分の予備燃料をその場で捨てたそうです。


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