「昨日食べたら今日歩け」
「今日食べたかったら今日歩け」
「今日食べてしまったら明日歩け」
…が、私の今回の旅のポリシーでございます。
炎天下の極みでしたが、歩き続けます。
なぜなら、食べたし、食べたかったし、食べてしまったから。
なもんで、 高山陣屋 まで歩いてきました。とイバるほどの距離ではない。
お偉いさんのお屋敷跡かと思ったのですが、いわゆる行政庁としての建物で
すごいことに昭和44年まで県税事務所として使われていたんだそうです。
その後復元とか色々されたそうですが。
中は、暑いようで微妙に涼しい。
あぢくても涼しいように仕事できるようにという古人の知恵でしょうか。
で、私がいちばん気分的に冷えたのが
こちらの「御白洲」と拷問用具(抱き石)の再現でした。
ダメだ、何もやってなくても、見ただけで「私がやりました」と言ってしまいそうだ。
少し温まるために外にでよう。
…
あぢー。
でも、橋の上に来れば、川の上を渡る風のおかげで涼しく…
…
ないよー。
やっぱりあぢー。
でも、歩かなければ。
なぜなら、ここから1.5キロほど先に、行ってみたいお店があるのだ。
あぢーあぢーと言いながらヨレヨレと歩き
着゛い゛た゛ー。
こちらは
トラン・ブルー さんというお店で、こちらのシェフは
2005年のベーカリーワールドカップ「クープデュモンド」
( パリで3年に一度開催されているパンの国際大会)で三位に入られたのだそうです。
で、お店へ駐車するのに行列、入るのに行列、買うのに行列。
…らしいのですが、私が行った時には、駐車場も誰もいなく、中も誰もいませんでした。
もしや完売かっ と恐れおののいたのですが、まだいっぱいありました。
暑いからだろうか。
と、首をひねりながらお会計したら
どどどどど
と、怒濤の勢いで駐車場が埋まりお店の中が埋まり行列ができました。
タイミングの問題だったようです。
で、私が買いましたのは
こちらの桃のデニッシュ355円。
飛騨牛カレーパン230円。
ホテルに持って帰る気力もないし、暑さで(桃の方が)やられてしまうと思ったので
お店のすぐご近所が河原だったので、そこで食べていくことにしました。
まずは桃ー。
…
…どっから食べればいいのだ。
このへんかな。
えい、がぶっ。
ザックリ。
おー
いー
しー
こ、この桃は何か仕事がしてありますねっ!?
と、ニワカな叫びをし、帰ってからお店のサイト 拝見したら
レモンシロップに浸かったんだそうです。
飛騨桃かと思ったら山梨の桃だった。
なんというますか、さっきの桃パフェ の桃を、セーラー服にお下げの女の子としたら
こちらは、「初めてお化粧してみました」って感じの、ちょっと背伸びした女の子のようだ。
デニッシュの部分も、パラパラ落ちてこないで、ザックリと
うわー、ウマイよー、これ。
まるまるっとした外観がかわえー飛騨牛カレーパン。
いただきまーす。
ぱふっ。
おおっなんとパフパフした食感。
生地はざっくーり。
全然脂っぽくないから焼きカレーパンかな。
生地の洞窟の奧には、ゴロっとした飛騨牛のカタマリが見え
カレーはピリ辛で
非常に満足した私だったのでした。
帰ってから色々検索したら、どちらもすぐ売り切れてしまう品々だったらしい。
無欲の勝利だったであろうか。
でもあぢー。
つづく。
★★★お店情報★★★
岐阜県高山市西之一色町1丁目73-5
営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください