お昼頃、用事があったので街中まで車じゃなくて歩いていきました(どうせ市役所の無料駐車場は満車で停められないと思ったため)。
せっかく歩いてきたんだから「歩いた」元をとりたいなー。カロリー消費のほかに。
そういえば。
那須のサヴァラン専門店の「Le Tabou」さんが、宇都宮の街中に移転したと何かで読んだ。イートインできるという話だったような。サヴァランと言えばアルコールたっぷり。車じゃ無理。よし、これだ。
で、私はおぼろげーな場所しか記憶にありませんでした。たしか、総文センターの裏手だったような。でもあのあたりは夜の蝶が舞う場所。サヴァランのお店があるのかな。場所的にあたりがつかない。
オープンしたてだから、お花いっぱいあるだろうから、蝶じゃなくて花を探せばいいのか。んー。見つからない。
あれ?
おフランス語分からんけど…サヴァラン?と、すると。
ここー!なんという奥ゆかしい場所に。というか、一見さんでは絶対サヴァランのお店と思えない。
って、あってるのかな。お邪魔します……。違かったらどうしよう。
あ、奥にショーケースが(許可を得て撮影しております)。
これはサヴァラン。良かった。このお店だ。サヴァランください。って種類はこれだけですよね。
「こちらもそうでございますよ」
えっ。瓶詰めサヴァラン!サヴァランにトッピングするジャムかと思った。
「ベリー等、色々な種類がございます」
お初ですんで、普通のください。イートインしていきます。ドリンクありますか。
「珈琲か紅茶です」
アルコールには紅茶な気がするので(※個人の趣味です)、紅茶ください。
「八種類ございます」
えーと、フレーバー系が苦手なので、フレーバー系じゃないのを。
こちら。サヴァラン460円、紅茶550円の計1,010円。
確か「マルセイユ」だったかな。
サヴァラン~。
いただきます……。
まあっ。なんて風味豊か。しっとりー。もの凄い大人~な世界。夜会に向かう貴婦人のようです。
「アルコール度数45度のブラックラムと、数種類のスパイスを使用しております」
ラムレーズン。貴婦人の胸元に輝く黒真珠のようです。
そして、渋い紅茶はまるで、貴婦人を包容するロマンスグレーの旦那様のよう。
場所の雰囲気と相まって、ものすごーい大人~になった気分でした。昼からこんな気分になっちゃっていいんだろうか。
「営業時間は12時~18時です」
あら、お昼だけ。
デカダン気分でお店を後にした私でした。家に帰ったら壁に「堕天使」って書こうかな。
★★★★お店情報★★★★
Le Tabou -la maison du savarin-フランス菓子サヴァラン専門店
宇都宮市本町8-9
営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください