現実逃避したい時。
本を読んで精神的に別世界に行くのも手ですが、実際に別の世界に行くのもいいことです。
私が家を出て向かった先は
キャンディ・キャンディの世界のようで
サウンド・オブ・ミュージックの世界のようで
風と共に去りぬの世界のようなcafe IVY COTTAGE アイビーコテージさん。
栃木市にあるアフタヌーンティーで有名なカフェですが、予約でいっぱいだそうなので、10時からの朝イチを狙いました。
なので、実はモーニングティー。
もちろん、この三段重ねをシル・ヴ・プレ。
「お飲みものはどうされますか」
アフタヌーンティーなので、紅茶で(朝セブンでコーヒー飲んでしまったし)。
「スコーン焼き上げますので、15分くらいお待ちください」
こういう時は、スマホをいじって待つのではなく、本で異世界トリップしながら待つべきでありましょう。私は本を持ってきました。
「美女と野獣 ベルの読書日記」
アニメの「美女と野獣」を担当した脚本家のリンダ・ウールヴァートンが書いた本で、ベルが「本の虫」という設定になったのは、彼女のアイデアなんだそうです(リンダは図書館ラブなんだそうで)。
そんなリンダが「ベルが読書日記をつけてたとしたら~」という本(の名節集)なので、なるほど、ベルの読書日記なのでした。
マーガレット・キャヴェンディッシュの「光輝く世界」の一節
「つまらない暮らしを安穏と生きるよりは
崇高なものを得る冒険のさなかで
死ぬ方を選びましょう」
とか、いいですねー(遠い目)。
実写版の方で、ベルが野獣に「この図書館の本、全部読んだの?」と訊いて、野獣は
「まさか。ギリシャ語の本は難しくて読んでない(It's greek to me=ちんぷんかんぷんだ)」と返した時
ベルが「おおっ」という表情をしたのですが、このセリフの元ネタはシェイクスピア(の「ジュリアス・シーザー」)なんだそうで。
ゆえに「この人(野獣)とは同じ趣味で語りあえる!」と気づいたベルは恋に落ちた説がありますが、趣味に生きる私は非常にとても納得な説でした。
「お待たせしましたー」
おおっ。
この三段重ね、憧れのアフタヌーンティー。
遠い昔に、一回だけアフタヌーンティーした記憶があるんだけど(都内外資系OLの友人とロンドン旅行の際に)、確か、下の段から食べるんだっけ。
最初はサンドイッチから。
次にスコーン。
最後がケーキ類の順でいい…んだっけな。
「本日のケーキは、オレンジパウンド、チョコケーキ、かぼちゃケーキ、そしてエディブルフラワーのゼリーです」
わんだほです。
では、サンドイッチから。
もちろんキュウリサンドの他に、ハムサンド、トマトサンド。
ハムが美味しゅうございます
焼きたてスコーンの美味しさよ。
カリカリ&ふっかふか。
では、アールグレイで現実逃避タイム。
ああ、いいなー。
こういう場所で、ひねもすのたりのたり 本を読んでいたいなー(遠い目)。
★★★★お店情報★★★★
cafe IVY COTTAGE アイビーコテージ
栃木市大宮町2686
営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください