大正時代に起きた「トラウマになる話」として有名な北海道の某ヒグマ事件を描いた、吉村昭の小説「羆嵐(くまあらし)」、最後にヒグマを仕留めたのは、日露戦争帰還兵の猟師だそうですが。「今の若いヤツは日露戦争も知らん」的なセリフがありました。
大正時代でも既にそんなこと言われていたのですねー。
話は変わりまして、先日某マダムな方々と「懐かしのパン」の話になりました。
その筆頭が「シベリア」でした。私は食べたことないんですが。実物を観たことも無い。
某マダム「宇都宮に売ってるところあるのかなぁ」
あ、一か所思いつき。

亀甲堂本店さんに行ってみました。
懐かしのパンがいっぱいあると聞いたことがあるので、きっとシベリアも…

あったー!
140円だか170円だかでした。
カステラでアンコ挟んだもの。
wiki先生によりますと、
「名前の由来は諸説あるものの、特によく聞かれる説は、羊羹をシベリアの永久凍土に見立てたという説、カステラの部分を氷原に、羊羹の部分をシベリア鉄道の線路に見立てたという説、シベリア出兵にちなんだものだからという説、日露戦争に従軍していた菓子職人が考案した説等である」
だそうです。
大正時代の人がいたら、「イマドキの人はシベリアも知らないの」とか言われてしまうのだろうか。
生まれて初めて食べたんですが、ふあふあ~の甘~~~いカステラに、みっちりアンコが挟んであり、「これはフルマラソン向きだな」と思いました。
来年の東京マラソンのエイドコーナーに、シベリアコーナーがあったらいいなー。
パワーチャージでみんな完走できそうだ。
ちなみに「イマドキの若いもんは~」の言葉は、古代エジプトのヒエログリフにもあるそうな(と、藤子・F・不二雄先生の作品に書いてあった)。
★★★★お店情報★★★★
亀甲堂本店
宇都宮市中央5丁目4-5
営業時間&定休日 今度訊いておきます