こういう理由でして、7~9月の日曜日は「かき氷・氷菓・冷菓遍路」です。
宇都宮の低山はパッと登ってチャチャッと降りて来られるのでいいんですが、夏場の低山は
・ひたすら暑い
・草ボーボーで登山道が見えない
・虫いっぱい
暑いのは早朝行くことでなんとか回避できるとして、お手入れがきちんとされている登山道のある低山は~と探した結果、道の駅ろまんちっく村のすぐ近くにある、男抱山に行ってくることにしました。
悩ましい名前ですが「おただきやま」と読むそうです
朝9時登山開始。
では、れっつごー…
「わなに注意」
キャンディーズの?
違うよな。
猪用かな。登山道から外れないようにしよう。
墓地の脇から登っていきます。
心細い。
ああ、前日の夜に「山の怪談集」なんて読まなければよかった。
さて、実はこちらの山は双耳峰でして、縦走ができまして
富士山から登り、グルっとまわって男抱山から降りて来ようと思ったのですが、前夜は警報レベルの豪雨だったんです。
富士山への登山道が川になってました。
こりゃダメだ。
男抱山への道は大丈夫そうな感じ。往復で帰ってくるかぁ。
で、「低山、低山」と油断して来たんですが、けっこーキツいかも。
いちばん油断したのは虫対策。
蚊の群れがー。
あああ、虫よけスプレー家に置いてきてしまった。
蚊が止まらないよう、速度を速めねば。
途中で見えた神社。
縁結びにご利益ありらしいので、祈願していこうかなと思ったのですが、前述のように蚊の群れが追ってきていたので、一礼だけして通り過ぎました。もったいない。
そして急こう配が続くのですが、休んでいると蚊なので、とりあえず根性で進みまして
この、「男抱岩」が見えたらもう頂上が近いらしい。
もう少し…
ラスト、ロープがあるとはいえ、シビアな岩場。
登るのはいいんだけど、降りるの辛そう。
まぁ、後のことは後で考えよう。蚊も追いかけて来てるし。
あらよっ。
と、登っていきますと
おおー!大展望。
これだー、ここ最近の山登りに欠けていたもの。
曇り空だけど、360度の大展望。
338mの標高でこの展望はすばらしー。
…
さて、降りよう。
想定通り、ひーひー言いながら岩場を降りることになり、そして蚊はやっぱり追ってくるのでほとんどトレラン状態で走って帰ってきましたが、無事下山。
登って降りてで1時間でした。コースタイム通りかな。
想定消費カロリー200kcalくらいかな。おにぎり一個分くらい。
朝、おにぎり二個食べてしまった。まぁいいや。
で、ほとんど目の前に
10時から営業の天然温泉ただおみ温泉さんがあるのです。(なので、9時に登ったのだよ)
汗を流しに寄ろうと、ただそれだけしか考えてなかったのですが、「氷」の文字が。
もしやかき氷。
あらー。しかも三ツ星氷室さんの天然氷!しかもお安い。
でも今日は入荷がありませんとかいうオチだったらどうしよう。
「ございますよ~」
やったー。早く温泉入ってこよう。入浴料は500円でした。
しかも天然温泉かけ流し。
わんだほです。
さて、いそいそと食堂へ。かき氷くださいっ。
「市販のシロップですと400円、自家製シロップですと500円です」
自家製はどのような。
「あんずジャム、梅ジャム、ブルーベリージャム」
それぞれシロップはないのでしょうか(かき氷のシロップは粘度が低い方が好きなため)。
「あったんですが、今年の分は完売しました」
それでは、今年まだ食べて無い「あんず」で。
そしたら
まぁ、別添えで~。
「みぞれシロップはかかってますので、あとはジャムをのせながらどうぞ」
冬山のような。
ガリガリ系かと想定してたけど、ふあふあ系とお見受け。
うれしー。
では、いざ。
ここで失敗してはならない。
慎重に…。
完成ー。
後光が麗しい。モルゲンロートのようです。
では、いただきまーす。
おおっ。ふわ&サクっ系だ。
甘すぎず、ジャムの酸味と甘みがいいですー。
山登りでかいた汗を天然温泉で流し、天然氷で癒されるというW天然ゼイタクが宇都宮でできるとは。
しかも、入浴料500円+かき氷500円=1000円
まさに1000円グルメ。
しあわせー。
最後まで水に戻らず、お見事でございました。
朝10時の段階でこんな幸せな気分になってしまって良いのだろうか。
あとは家に引きこもりしていよう。
★★★★お店情報★★★★
宇都宮市新里町丙712
営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください