私の最愛の漫画家の一人、旅する漫画家・小田空さんのエッセイ

 2020-10-10 10.17.23


「続・中国いかがですか」(2003年刊)にウイグル旅行する話がでてきます。
当地はイスラム教なので、出てくる肉料理は羊、羊、羊。

料理の定番中の定番はラグメン(羊とインゲンorピーマン、トマトを炒めた具をゆでたての手打ち麺に乗せたウイグル風ぶっかけ麺 ←本の説明によります)。
三週間の旅行中、ひたすらこの料理が出てきて、ついに「体内羊メーター」が振り切れて、帰宅(当時の留学先の延安に)を決意するという話でした。

ラグメンと、ご当地天然かき氷ケテック食べてみたい!

と思いつつ17年経過。
昨今のご時世(コロナだけではなく政情も)で、割と本気で「いつ行けるか分からない」。それも私の人生が終わるまでに行けるかどうか。
ケテックは自分で作ったけど、ラグメンは無理。
そもそも羊の麺類自体、栃木県内じゃ見かけない。

そしたら、キャラ立ちのラーメン屋「まるめんあん」さんで、



羊ラーメン祭りが。
そうか、今は東京で一番ナウいのか。

なかでも、「ラグメン」を思い起こさせる



「羊肉〇〇麺」が食べたい。
でも、これを食べるには大きな課題が。
この〇に入る難読字を読めないと、オーダーできないのでありました。
でも大丈夫。
目の前のPCでグーグル先生に、とある方法で質問したら一発回答があったから。

しかし、お店の前で最終確認と思って、手元のスマホで同じ方法でyahoo先生に訊いたら、回答してくれなかった。

これは割とマジでヤバイ。どうしよう。

と、あせりましたが、注文の瞬間までには検索できました。
ちなみに、現在中国で使われている漢字で一番画数が多いそうな。

では、冷や汗拭きながらオーダー。

ひつじにく 〇〇めん ください!

「はい、ヤンロウ〇〇メン!ね!」

初っ端から間違いー!

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でもオーダーできた。
よかったー。

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羊、ひつじ、ヒツジ。

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いただきまーす。
私が大好きな平打ち麺!

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羊肉もたっぷり!

ピリ辛&こってり加減はキュウリさんとカイワレさんが爽やかに緩和し、たんまりの量もウエルカム!
ああ、これを三週間食べ続けてもいいなー。
この一皿で、人生に一度のウイグル旅行ができた気分。
ご馳走様でした…。
まるめんあんさんはメニューの入れ替わりスピードが尋常ではないので、次いつ食べられるか分からない…。

そして、新たな「要 課題クリア麺が」。




チョキで一発ギャグをしないと食べられない、「濃密すぎる蟹そば」。
どうしよう、バルタン星人とかでいいのかな。いや、ベタすぎるか。

と、悩んでいたら翌日のメニューからはすでに消えました。

人生はあっと言う間。
チャンスが来たら、躊躇なく掴まねば、すべては「悔いの海」に沈んでしまう…。


★★★★お店情報★★★★
宇都宮市鐺山町377-4 
営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください
★★★★訪問記録★★★★
四回目 
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