そんなワケで、今年も小学館「日本おいしい小説大賞」の最終選考に残していただけました。ありがとうございます…。
去年、最終には残ったものの選外のご連絡をいただいた日のことを思いだす…。
夜、ひとり外に出て、田んぼのあぜみちで夜空の星を見上げて泣き
「来年は絶対、この賞で大賞を受賞するんだ」
と、誓ったのでした…。お星さまも困ったことでしょう。
選外でも最終選考に残ったので、選考委員の先生方のご講評をいただけました。非常に厳しい内容でしたが、それは血肉にせねば。
後は、どんな「おいしい」ネタを選ぶか。
私には、かねてから小説化してみたいブログエピソードがありました。
それは2018年9月8日に書いた「明治時代のレシピでアイスコーヒーを作ってみた結果」。
明治40年に出た村井多嘉子氏の「弦斎夫人の料理談」に出てくるアイスコーヒーのレシピが面白くて、試した経緯です。
この本、その後話題になって（タモリ倶楽部で紹介されたそうな）2020年5月22日に復刊もされたそうで。
よし、決めた…けれども。さすがに、このままのレシピでは…。何か自分アレンジを加えないと。
しかし、食のプロが作ったレシピを、包丁も滅多に持たない私に何ができましょう。
じっと材料を見る。
…。
あ、一つだけ「ご当地アレンジ」ができそう。
試しに作ってみたら、私的には「有り」な味。
某カフェのご店主さんに「こういう味のアイスコーヒーってどうでしょうね」と訊いてみたら「ああ、そういうフレーバー、結構ありますよ」。
ではこのアレンジでいこう。
でも、どんな話にするかなぁ。400枚にはアイスコーヒーネタだけでは足りない…。
私があれこれ考えるのはソトアサの時が多いです。
宇都宮駅ビルパセオの場合は、タリーズかベッカーズかスタンダードベイカーズ。
ソファの座り加減が好きな、タリーズに行くことが多いです。
リーズナボーな「ハム＆スクランブルエッグ」ホットサンドセットを頼む場合が多し。
咀嚼しながら考える。
百年前のレシピだから…。
このコーヒーが作れる百年前の女中さんが現代にタイムスリップしてきた話にしよう。
…。
いや、「おいしい小説」だから、タイムスリップネタなんて一発アウトかも。
あらためて応募要項見てみたら
「古今東西の『食』をテーマとする、エンターテインメント小説。ミステリー、歴史・時代小説、SF、ファンタジーなどジャンルは問いません」
そうか、エンタメだもんな…。ファンタジーでもいいのか。じゃあ、やってみようか…。
ある朝はカフェオレ飲み飲み考える。
百年前の建物があるとなると、舞台は…。古い蔵がある宇都宮の大谷地区だろうか。
タイトルは「百年厨房」にしよ。
あと、何か400枚引っ張るネタがないと辛いな。
「蔵」に秘密を持たせよう。
…秘密ってなんだ!?
私はミステリーを書くのが大の苦手でした。
あああ、1年後の自分がタイムスリップしてきて、その秘密を教えてくれないかな。
私は１年で２～３賞に応募しているのですが、今年は「おいしい小説」一本に絞りました。
そして毎度のバタバタを経て（投函後に、添付するあらすじの文字数を間違えていたことに気づき、慌てて引き戻したり。去年と同じ失敗）、なんとか締め切り日、郵便局の窓口が閉まる寸前に投函。
日々は過ぎ、最終選考に残った旨のご連絡をいただきました。
あとは、最終選考結果を待つだけ。選考委員の先生方は前回と同じ（山本一力先生、柏井壽先生、小山薫堂先生）。タイムスリップネタは吉と出るのか、凶と出るのか…。
そして、結果が出る日を迎えました。
去年は家にいたので、一日ウロウロソワソワして過ごしてしまった。
今回は現実逃避に、朝ごはんをタリーズに食べにいこう。
ホットドッグの新作が出てる。
ジューシービーフ＆チーズメルト。
朝だから、コッテリでもいいや。
いただきます。
ソーセージは入ってないのでした。
ツユだく牛丼のホットドッグ版みたいな感じかしら。
これで今日一日分のエネルギーチャージ。
そして仕事に勤しむつもりだったのですが…。
ダメだ、ちょっと気が緩むと、「ソワソワ」に襲われてしまうっっ。
一年間全てを注ぎ込んできたのに、また選外だったらどうしよう。
いや、ここまでやったんだから、結果は良い方向に出るはず。
うわー、明日の自分、タイムスリップしてきて私に結果を教えてくれー。
ダメだ、スマホから離れた場所に行こう。
と、歩き出した瞬間、着信音が。
来たーっ。
というわけで、最終選考結果は本日、おそらく午後あたりに公式サイトで発表されます…。
十回目 この記事
去年、最終には残ったものの選外のご連絡をいただいた日のことを思いだす…。
夜、ひとり外に出て、田んぼのあぜみちで夜空の星を見上げて泣き
「来年は絶対、この賞で大賞を受賞するんだ」
と、誓ったのでした…。お星さまも困ったことでしょう。
選外でも最終選考に残ったので、選考委員の先生方のご講評をいただけました。非常に厳しい内容でしたが、それは血肉にせねば。
後は、どんな「おいしい」ネタを選ぶか。
私には、かねてから小説化してみたいブログエピソードがありました。
それは2018年9月8日に書いた「明治時代のレシピでアイスコーヒーを作ってみた結果」。
明治40年に出た村井多嘉子氏の「弦斎夫人の料理談」に出てくるアイスコーヒーのレシピが面白くて、試した経緯です。
この本、その後話題になって（タモリ倶楽部で紹介されたそうな）2020年5月22日に復刊もされたそうで。
よし、決めた…けれども。さすがに、このままのレシピでは…。何か自分アレンジを加えないと。
しかし、食のプロが作ったレシピを、包丁も滅多に持たない私に何ができましょう。
じっと材料を見る。
…。
あ、一つだけ「ご当地アレンジ」ができそう。
試しに作ってみたら、私的には「有り」な味。
某カフェのご店主さんに「こういう味のアイスコーヒーってどうでしょうね」と訊いてみたら「ああ、そういうフレーバー、結構ありますよ」。
ではこのアレンジでいこう。
でも、どんな話にするかなぁ。400枚にはアイスコーヒーネタだけでは足りない…。
私があれこれ考えるのはソトアサの時が多いです。
宇都宮駅ビルパセオの場合は、タリーズかベッカーズかスタンダードベイカーズ。
ソファの座り加減が好きな、タリーズに行くことが多いです。
リーズナボーな「ハム＆スクランブルエッグ」ホットサンドセットを頼む場合が多し。
咀嚼しながら考える。
百年前のレシピだから…。
このコーヒーが作れる百年前の女中さんが現代にタイムスリップしてきた話にしよう。
…。
いや、「おいしい小説」だから、タイムスリップネタなんて一発アウトかも。
あらためて応募要項見てみたら
「古今東西の『食』をテーマとする、エンターテインメント小説。ミステリー、歴史・時代小説、SF、ファンタジーなどジャンルは問いません」
そうか、エンタメだもんな…。ファンタジーでもいいのか。じゃあ、やってみようか…。
ある朝はカフェオレ飲み飲み考える。
百年前の建物があるとなると、舞台は…。古い蔵がある宇都宮の大谷地区だろうか。
タイトルは「百年厨房」にしよ。
あと、何か400枚引っ張るネタがないと辛いな。
「蔵」に秘密を持たせよう。
…秘密ってなんだ!?
私はミステリーを書くのが大の苦手でした。
あああ、1年後の自分がタイムスリップしてきて、その秘密を教えてくれないかな。
私は１年で２～３賞に応募しているのですが、今年は「おいしい小説」一本に絞りました。
そして毎度のバタバタを経て（投函後に、添付するあらすじの文字数を間違えていたことに気づき、慌てて引き戻したり。去年と同じ失敗）、なんとか締め切り日、郵便局の窓口が閉まる寸前に投函。
日々は過ぎ、最終選考に残った旨のご連絡をいただきました。
あとは、最終選考結果を待つだけ。選考委員の先生方は前回と同じ（山本一力先生、柏井壽先生、小山薫堂先生）。タイムスリップネタは吉と出るのか、凶と出るのか…。
そして、結果が出る日を迎えました。
去年は家にいたので、一日ウロウロソワソワして過ごしてしまった。
今回は現実逃避に、朝ごはんをタリーズに食べにいこう。
ホットドッグの新作が出てる。
ジューシービーフ＆チーズメルト。
朝だから、コッテリでもいいや。
いただきます。
ソーセージは入ってないのでした。
ツユだく牛丼のホットドッグ版みたいな感じかしら。
これで今日一日分のエネルギーチャージ。
そして仕事に勤しむつもりだったのですが…。
ダメだ、ちょっと気が緩むと、「ソワソワ」に襲われてしまうっっ。
一年間全てを注ぎ込んできたのに、また選外だったらどうしよう。
いや、ここまでやったんだから、結果は良い方向に出るはず。
うわー、明日の自分、タイムスリップしてきて私に結果を教えてくれー。
ダメだ、スマホから離れた場所に行こう。
と、歩き出した瞬間、着信音が。
来たーっ。
というわけで、最終選考結果は本日、おそらく午後あたりに公式サイトで発表されます…。
★★★お店情報★★★
栃木県宇都宮市川向町1番23号
営業時間＆定休日 上記リンクをご参照ください
★★★★訪問記録★★★★
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