私には長年の夢がありました。


その1 寝台特急北斗星に乗って宇都宮から北海道まで往復。


そして、2つめは


うどん特集目当てで買った…




この1999年10月号のdancyu(bookoff100円のシールが泣ける)の第五特集でした



「積丹半島のホッケ」を食べることなのです。


いちばん効率がいいのは、北斗星で北海道行って積丹半島のホッケ食べて

帰ってくることだよなー…

と思いつつ、実に15年が経過しました。

そしたら、北海道新幹線の開通に伴い、北斗星が廃止になるかもーのウワサが。


なんてこったい。


もう、今がラストチャンス。





そう思いました私は寝台特急北斗星のチケットを取り



金曜の夜、仕事帰りに


そのまま北斗星に飛び乗ったのでした。

…と書くとあっさり行けたようですが

このチケットが取れたのは、直前の極みでした(ドタキャンがあったらしい)。


心の準備ができてない。

意識切り替え気持ち切り替え(思い込み)。


そんなワケで、個室は取れず、開放寝台の下段で取れました。

懐かしの「銀河」とか思い出すなぁ(遠い眼)。


寝台には何がついているのだろう。


あ、浴衣だ。

ただ開放寝台じゃ浴衣姿にゃなれんよなー。

周囲は(も)鉄オタな方で埋まってたのです。

れっつ情報交換タイム。


鉄オタなおじさん「夕飯は食堂車予約したの?」


要予約5千円じゃ私の世界じゃございませんー。

21時以降のパブタイムで何か単品食べます。


鉄「今はパブタイムも大人気で、行列だよ」


うえっ。

じゃあ、あきらめて…



宇都宮駅で買ってきた白ワイン缶飲もう…。

さて、私は北斗星に乗ったら、したいことがありました。

青函トンネルを抜ける瞬間に立ち会うのです。

なのですが




起きたらすっかり北海道でした。

はっはっはー(泣)。

唯一無二の機会だったのに。


あー。海だ。北海道だな。

あ、隣の寝台の鉄なおじさん、おはようございます。


「朝ごはんはどうすんの?」


はい、今度こそ食堂車で。もう少しで朝ごはんタイムですよね。


「開店前からすでに行列だよ」


うえっ。


で、行ったらやはりすでに大行列で、

ウェイティングリストに名前書いてロビー車で待つのですが

私はどうやら3巡目くらいになりそうでした。

お腹すいたー。

考えたら昨日の夜はヤシオマスのサラダだけではないか。3人前とはいえ。


「ワゴンサービスでございまーす」




サンドイッチとコーヒーを買ってしまった。

合計で830円。


あら、なかなかご立派。




コーヒーでボー。


「お待たせしましたー」


…と、名前を呼ばれても


やはり1650円ではちょっと考えてしまうことと

その前に、そもそも論として、さっきサンドイッチ食べたので


オレンジジュース370円にしました。




オレンジジュースでボーっとしつつ

積丹半島・ホッケの旅が始まるのでした。

つづく。