テルマエ・ロマエで有名な放浪の漫画家・ヤマザキマリさんの
旅への憧れとなった原点は「兼高かおる世界の旅 」だそうです。
私の原点は小田空さんの「目のうろこ」 なのですが、
小田空さんは「少女漫画界の兼高かおる」と言われていたそうです。
旅好きを告白すると、「兼高かおるの世界の旅観てたんでしょー」と
言われるのですが、見たことないです。
なぜなら、放送時間は日曜の朝。
そんな時間に起きてるわけないんでした。
そんなワケで、私にとっての「兼高かおる」さんは
旅関係のすごい人らしい、という認識のみだったのですが
ある日、図書館に行ったら
兼高かおるさんの「わたくしが旅から学んだこと」という本があったのでした。
読んでみましたのですが、
>人生
>最初の3分の1は、あとで世の中で役に立つようなことを習う。
>次の3分の1は、世のため、人のために尽くす。
>残りの3分の1は、自分で好きなように使う。
>わたくしは人生をこのような三分割で考えています。
>このうちどれが欠けても、この世に送り込まれた理由、価値が無いと。
どあー。冒頭の文からズシンと来るわー。
>年を重ねてきた者だけが味わえる旅の醍醐味は、かつて訪問した所への再訪です。
>小説でも、10代で読んだのと、40代、60代で読むのとでは
>受ける印象や心への響き方が違います。
>若い頃はストーリーだけを追っていたのが、人生経験を積むことでもう少し
>深いところまで感じ取れたり、違う角度から物語を考えられたりする。
>それは旅でも同じです。
…
基本的に、一度行ったところは二度行かない主義だけど(京都除く)
確かに、久しぶりに行ったお伊勢参りは、前回と違うものを感じたよなー。
47都道府県めぐりも二巡目に入ったので、今後どうしようと思ってたけど
同じところに行くのもいいかもなー
12年前に九州初上陸したの長崎だったっけ。
あの旅、思い返してみれば非常に良かったなぁ。もう一回長崎行ってみようかなぁ。
「はい!わたしも行くー!九州行ったことない」
…と、「行く」コールが、つくば在住でWebデザイナーやってる
大学時代の友人からあがったので
長崎行きの飛行機をあくびしながら見つめるわたくしたち。
いやー、始発の飛行機はやっぱり眠いねぇ。一日は有効に使えるけど。
友「現地に着いたらどうやって移動すんの」
前回はバスだったけど、今回はレンタカー借りた。
最終日までずっと車。割り勘だからいいよね。あっはっは。
友「ガイドブックに、長崎市内の交通手段は、車は推奨しないって書いてあるよ」
え゛。
友「長崎って、建物が坂の上で、寄り添うように立っているねぇ」
…
友「どうしたの、涙目になって」
車で来なければよかった…
友「だからガイドブックに書いてあったじゃん」
そうっ。長崎は坂の街。細い坂道が連続する。
そんなところに、旅人がレンタカーで来たら
悲惨なことになるのでした。
友「駐車場、そこだよー!ああ、また行き過ぎた」
目的となる駐車場に入れたのは、実に四度目のトライでした。
ひーひー言いながら着いたのは
フェリーチェ さん。
イートインスペースのあるパティスリーで
ランチもあると勘違いしてきたら、食事メニューは無いのでした。
友「次の予定考えると、ランチスポット探してる時間は無いね。
私はケーキだけでも大丈夫だけど」
私も大丈夫です。(←坂道運転してたら自分で自分の運転に酔った)。
オヤツタイム兼ランチタイム。
250円のこれは、実は
アップルパイなのでした。
ケーキがあまり得意でない私が好きな、例外の2つ
・アップルパイ
・チーズケーキ
…のうちの一つ。
見た感じ甘いかなーと思ったけど、さっぱりした甘さで美味しいー。
友人のフルーツパイシュー(だったっけな)。
友「これも甘すぎなくて美味しいよ」
あ、そろそろ時間だね。
行こうか。
友「わーい。今回のメインイベント!」
港まで車で行き
船に乗りまして、向かいますのは…
軍艦島!
続く。
★★★お店情報★★★
長崎県長崎市弁天町13-14
営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください