さて、「そこ」へ行くためには、京都駅から東海道線に乗るのですがー
らっきー!向かいのホームに「サンダーバード」発見。
一度は乗ってみたい特急列車なれど、私は特別料金払いたくないタイプなので
多分観るだけで終わるのだろう。
んで、東海道線で着いたのは「水辺と古き商家のたたずまい」の
キャッチコピーが非常に萌ゆる
近江八幡駅。
外に出て町並み観たいのはヤマヤマなんだけど、今回は時間が無いのでまた次回。
ドドドドと向かう先は
近江鉄道乗り場。滋賀県で最古の私鉄だそうですよ。
まぁっ。「がんばろう!三陸鉄道」
ホームページ観たら、「同じ鉄道事業者」として、三陸鉄道を応援しているのだそうです 。
なんといじらしい。
私が乗る電車も「ほほえみ号」。
東日本大震災復興支援列車。
なんと素晴らしい。私の運賃が復興にまわるんだろうか。
なんかよく分からん。
と思ったら、この電車への広告ステッカー代が寄付金になるんだそうで 。
なるへそ。
と、うなずきうなずき、パン食べ食べしてたら、けっこーあっと言う間に
今回の目的地
八日市駅に到着。
駅前に広がる風景は、ああ、地方な都市だなーという感じ。
目的地まで、ホントは歩こうかなと思ったけど、調べたら片道6キロなんで無理だった。
とすると、タクシーかバスになるのだけども
私は、よほどののっぴきならない事情にならない限りは、タクシー乗らないので
バスだね、やっぱり。
なんか可愛いお尻のバスだなー。
市でやってるバスらしくて、何系統かあるのですけども、
私が乗る「湖東線」は、まだ来てなかった。
あと20分くらいか。
で、駅の前の
このイラストは何なんだ。
かぐや姫か?
えーと、なになに。
蒲生野遊猟の図。
…
……
………
でーっっ!!
万葉集屈指の名場面というか名句の、あの相聞歌ー!
当時、天智天皇の妃だった額田王が、かつての夫の天武天皇に
「茜さす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖ふる」
((狩りで)紫野を征くあなた そんなに私に手を振ったら、野守(スパイみたいの)に見つかってしまうわよ)
と詠って、そのお返事に
天武天皇が
「紫草のにほへる妹を憎くあらば人妻故にわれ恋ひめやも」
(紫草のようなあなたを憎らしいと思いましょうか 人妻ゆえにこんなに恋しいのに)
と返した、あの舞台がここー!
(正確には、さらに南西のあたりだそうです )
私が万葉集で最愛クラスの歌の舞台がここー。
(だからこのペンネームにしたというワケではない)
ああ、なんか萌ゆる。
40分もバス乗るのめんどっちーな(私はバスがあまり得意ではない 酔うので)
と憂鬱だったけど、あの舞台がこのあたりと思えば
なんと愛おしい風景でございましょう。
よしっ。
喜び勇んでバスに乗るぞー!
で、萌え萌えしつつ着いたのは
…
あ、思わず見入ってしまった。
いけない、私が用字があるのはここじゃなくて、
ここからすぐの
こちらの場所。
続くー。