さて、とうとう、今回の旅の最終目的地に向かわなければなりません。
(自宅ではない)
えーと、もう青春18きっぷ使えないから、キップ買わなきゃ。
JR倉敷駅のみどりの窓口で…お、美人のお姉さんが担当だった。
すみません、宇都宮までの乗車券ください。
宇都宮って栃木です、一応。あ、分かりますね。
いやー、前に京都のホテルでチェックインの時に宇都宮ですって言ったら
どこですか、って言われて、栃木県ですって答えたら
ホテルの人が「栃木」の「栃」の漢字が書けないんですよっ。
あ、話が長いですよねー、失礼しました。
そうだ、ひなま駅に寄ってきます。なので、ひなま駅までの切符と、
ひなまから宇都宮駅の切符ください。
え!?ひなまが分からない!?
日替わり定食の「日」に、生寿司の「生」ですっ。
「ひなせ でございますね!?」
失礼しましたー。
さらに、日生は一時下車できる区間なんですってー。
なんか得した気分だ。
えーと、8:50発山陽本線の播州赤穂行きに乗ればいいのか。
(読めない)。
その上の貨物車ってどこに行くのかなー。
背中に乗っけていってくんないかなー。
と思いつつ、一時間後。
日生駅に到着したのでした。
一つわたしが心配したのが「コインロッカーがあるか」
荷物カラカラ引きずって1キロも歩くのイヤだ。
駅員さん、すみませーん、ロッカーどこですか。
「ありませーん」
ぎゃー。
「ですが、お隣の観光センターにございますー」
あー、良かった。
一歩出れば、そこは海。
山にもでっかく「ひなせ」と書いてある(すんません)。
そして、駅の真横がご立派な観光センター。
よし、コインロッカー発見。
早速荷物を…
…
ぎゃああああ
300円のところに入らないっ。デカすぎて。
500円のところしか入らないっ。
なんか悔しい。
せめてトイレを借りて行こう(←せこい)
とてもキレイだったので、帰りにも借りて行こう(←さらにせこい)。
で、ロッカーの真横に自販機がありまして
へー。災害時には無料で飲めるんだって。
災害時の判断ってどうするんだろう。
と、悩みつつも海を見ながらてくてく歩くこと1キロ。
あら、今度は青い自販機が。
青い羽根だって。赤と緑しか知らなかったわ。黄色はあるのだろうか。
へー、水難救済会支援自販機。なるほど、だから青。
海あり県の自販機だなぁ。
へー。一本買っていこ。
さて、わたしが直接宇都宮に帰らずに、ここ、日生駅でおりまして
てくてく1キロ歩いてきたのは、もちろん、自販機でジュースを買うためでも
海を眺めるためでもございません。
目指すは…
五味の市!
ここには、おそらく「日本でここにしかないソフトクリーム」があるのでした。
続く。