※閉店しました

京成立石ツアーの最中ですが、ここで臨時記事を挟みます。

なぜなら、あまりにも切なすぎて。


2007年版2010年版はこちらから

2011年

第一回 みますや (宇都宮市)

第二回 魁飯店 (真岡市)

第三回 高橋餃子店 (宇都宮市)

第四回 東湖園 (宇都宮市)→閉店


と来た今年の口コミ調査隊も早五回目。(今年は異様にハイペース)

今回のご推薦者は、毎度おなじみ、某グルメな方からのメール(`・ω・´)b


>老夫婦が切り盛り、築47年。今年夏、道路拡張の為取り壊しの運命。
>鄙びた店内、昭和の香りのする食堂がまたひとつ消えていきます。

>魅惑的なメニュー、オムライス、カツライス、チキンライス、うま煮、冷しそば
>冷し五目ワンタン。一番高いのがカニ玉\1300。
>デフォは太麺、湯麺美味しいだろうなあ・・・。
>冷やしメニューはこの夏、間に合うでしょう(^^


私は、そういうのに弱いのだ。

というわけで


1000円グルメの日々in宇都宮


お邪魔しました。大谷街道、ガストとバーミアンの向かい側にあります「福建正 」さん。

こういう食堂テイストのお店って、日曜日休みかと思ったけど営業されていた(@@;


お邪魔します…

あら、ダレもいない。

こんにちはーこんにちはーこんにちはー。


「はーい (´▽`)」


…と厨房の奥から出ていらした奥様とご主人からは、何とも言えない…、こう…

慈愛パワーみたいなのが発せられているようで、私、思わず


・゜・(つД`)・゜・


な顔になってしまいました。

1000円グルメの日々in宇都宮


止まった時計、天井に扇風機…

1000円グルメの日々in宇都宮


昭和40年代の香りの店内は、四人がけのテーブルが二つに

根性で気合いを入れれば六人座れそうなお座敷が一つ。

1000円グルメの日々in宇都宮


メニュー…

うわー。オムライスとかチキンライスとか。

あ、いけない、私は今日は麺類希望なんだ。

1000円グルメの日々in宇都宮


一応確認。

冷やし麺って、今日大丈夫ですか。


「大丈夫なんですけど…キュウリ無しでよろしければ…」


キュウリなんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのです!

と言いたかったけれど、最低気温がアンダー0℃では、身体が無理だった。

クーラー無しの暑い世界で食べてこそ冷やし麺の神髄。夏にまた来ましょう。

今日は…右から二番目に輝く星、湯麺くださいまし。


「細麺か太麺か選んでください」


太麺。私は何があろうと太麺派でございます。

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キター。

すごい、野菜層が厚い。


写真撮っていいですか、と訊いたら、

「えっ」と驚いて、レンゲの位置を「こっちの方がキレイかな」と右に移した奥様はお茶目だった。

1000円グルメの日々in宇都宮


いただきます…お、太いピロピロ系だ。

ずずず。


…(ノДT)


なんと言いますか、こう、心の扉を開くというか記憶の扉をノックするというか

そういうノスタルジックな味。

幼少のみぎりの御馳走は、ラーメン屋やってた近所の同級生Iちゃん家の五目ラーメンだった。

あれが、私の心の、今でもいちばん大切な場所にあるラーメン。

あの味を思い出した。そんな湯麺でした。

ちなみに、Iちゃん家はその後、別な場所に引っ越しました。

引っ越し後、一回だけ食べにいったけど、もう場所も名前も分からない…


現実にもどりまして、


1000円グルメの日々in宇都宮


スープも優しい味。


ご主人「むかーし、本に載ったことがあるんです。二回くらい」


へー(@@;

見せてくださいますか。


1000円グルメの日々in宇都宮


わー!なつかしー!

奥付チラっとしか観なかったんですが、キャツミさんの記事に出てくるこの版 が1994年だから

たぶん、1993年だったと思います。


1000円グルメの日々in宇都宮


わー!すごい、五目ラーメン!

おせち料理みたい。


ご主人「もう一冊がこちらです」


1000円グルメの日々in宇都宮


わー!なつかしー!

そう、その昔は、「もんみや」「ツイン」そしてこの「うつのみや」が

宇都宮タウン誌御三家だったんだよなー。

もんみやはその後A4版に大きくなり、ツインは婦女子仕様になり、このうつのみやは

休刊となりました。

1991年だって。


1000円グルメの日々in宇都宮


まあ、こちらも五目ラーメン。そして、その上にあるのは、私の中学時代の憧れ「北海飯店 」さんではございませぬか。

どちらの本にも書いてあるけど、こちらのご主人と奥様は、ホントーに素敵な笑顔。


お店の壁に、二十枚くらいありそうなセイロを片手に持ったご主人と、赤ちゃんを抱いた奥様の白黒写真。

開店直後(昭和39年)ですか?


「いや、昭和40年かなー」


この写真時点で、既にお二人の顔がキラキラ輝いている…

1993年の雑誌情報で観るに、年中無休だそうな。

40年以上、この場所で、この通りの歴史を観ていらしたのでしょう。

そして、道路拡張…

我が最愛の居酒屋、東力士も再開発の名のもとに消えてしまったっけ。

くそー、涙出てきた。


その半年後を前に、お二人の笑顔はこんなにも素敵。

私も、その歳になった時、こんな笑顔ができる人生を歩みたいものです(´_`。)

そして、こんなお二人へ、食べるしか能が無い私の最大の敬意は

1000円グルメの日々in宇都宮


スープ一滴残さず食べること。

ごちそうさまでした。




★★★お店情報★★★

福建正

栃木県宇都宮市宝木町1丁目34
閉店しました