百聞は一見に如かずと申しますが、私は物事にハマったら、その場所に行かずには
いられない。
女手一つでブルーベリーの木一本から「紀伊国屋 」を築き上げた
岩田康子さんの半生記「ブルーベリーの実る丘から 」にハマり
「行きたいっ。明日行こう」と思ったものの
ブルーベリーはシーズンオフどころか、レストランも冬季休業中だったのでした。
待ちわびること幾星霜。
ブルーベリー摘みは完全予約で、けっこー争奪戦っぽい。
レストラン利用予約とセットの場合は、優先的に予約ができて、送迎もして
いただけるそーな。
もうそれだ。
これだ。
ということで、とある週末。
外資系OLの友人と「滋賀ブルーベリーツアーついでに京都も行こうねツアー」に
二人でキターのでした。
たぶん、その用事が無ければ一生来なかったんじゃないかなーと思われる
JR堅田駅。
友人「なんて読むの、この駅」
かたた。
友人「かーたたたたたたー」
708ある経絡秘孔のひとつを突いた。
友人&私「いいコンビだわー私たち」
と、送迎の間ヒマなので、つまらない話をしていたら着いたー。
「ブルーベリーフィールズ 紀伊国屋 」さん(T▽T;)
レストラン兼ご住宅に~
ハーブの生い茂るお庭に~
そして、琵琶湖を臨むブルーベリー畑。
ああ、来るのが夢でした。
ブルーベリー摘みだけでしたら、一人1050円。
食べ放題ではありませんけど、このカゴいっぱい持って帰れるそうです。
もう、飛び出していく私。
ブルーベリーだ!
たくさん!
さて、本を読んだ人ならたぶん、みんな見てしまうと思われるのが…
地面。
苦労して木を植えて三年、やっとブルーベリーは実をつけはじめたものの、ほとんど売れず
地面に落ちるに任せ、土になっていくのを断腸の思いで岩田さんは見続けたということです。
そして、落ちる前にジャムにしてしまうことで、ジャムから活路を見出していくわけですが
人気に応えようと、大量生産してみたものの、岩田さんの求める味ではなかった。
その時の1000本近いジャムを、木の根元に捨てたそうです。
そして、大量生産はできなくとも、自分の求める味で自分のできる量だけ作っていこう、と
決められたそうです。
この土は、岩田さんの人生そのものが養分になっているようなもので、そして…
それは今、立派に結実しているのでした。
甘い木、酸っぱい木、いろんな味の木。
それは岩田さんの味わったきた人生そのものなのでしょう。
ホントにおいしいブルーベリーです。
「ちょっと、あーた、摘むそばから食ってばかりいないで、少しは籠に入れなさいよーっ。
明日の朝食なんだからさー」
すみませーん(T▽T;)
てなわけで続く。
★★★お店情報★★★
滋賀県大津市伊香立上龍華673
営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください。