1000円グルメの旅

1000円札一枚で、日本中の美味しいもの食べてみたい。 と、47都道府県をさすらうブログです。

Category山形県

「おしん」がヒットした頃、

「あの頃の貧農の娘は、おしんより酷い境遇がいっぱいいた! おしんは幸運すぎる!」

みたいな批判が結構あったそうですが、じゃなきゃ朝ドラヒロインになれないじゃないか、と

思ってしまった私です。


その「ダーサクサイド・おしん」ではありませんが、その当時の貧農の娘がたどった境遇…

と言われて私が思い出すのが


1000円グルメの日々in宇都宮

曽根富美子さんの、レディースコミック界に名を残す名作「親なるもの 断崖」(現在絶版)。

1980年代後半に、レディースコミック(多分、秋田書店のボニータ・イブだったと思う)に連載されました。

曽根さんは、そもそもは少女コミック誌「ひとみ」で、目から星が散るような少女漫画描いてらして

何かのインタビューで読んだところでは「そんな漫画がイヤになった」ということで

レディースコミック作家に転身されたんだそうです。

私、当時はレディースコミックの対象年齢ではない幼さでしたけども、毎月、人目を忍んで

これ読みたさにレディコミ雑誌立ち読みしてました。トラウマレベルでスゴイ作品でした。

が、当時のレディコミは「読み捨て」。単行本になるなんて、まず無いことだったんですが

めでたく、数年後に単行本化されたのでした!

さらに第21回日本漫画家協会賞優秀賞も受賞。(レディコミからは異例な話だったと思います)


内容はと言うと、昭和初期。

青森の貧農の娘4人が室蘭の遊郭に売られてくるところから始まります。

最初に見えたのが、アイヌ語で「断崖」を意味する「チキウ岬」。

四人を連れてきた女衒が、

「死にたくなったらここに来い」

と言うほどの、過酷な運命が四人を遅うのでした。


16歳の松恵は、着いたその日に客を取らされ、その晩に自殺。

14歳の美貌の武子は、「落ちぶれた公家の娘」という設定で、道内一の芸者に。

11歳の梅(松恵の妹)は、室蘭遊郭のナンバー1の座に。

同じく11歳の醜女の道子は、「大衆便所」と呼ばれる最下層の遊女に。


ヒロインは梅ですが、ヒロインとは思えないほど悲惨な状態に。

当時のエリート・新日鉄の社員に身請けされ、正妻となり娘を産むのですが

「元・女郎」という過去が夫も娘も苦しめ、二人の前から姿を消し

顔をわざと汚して、老婆の振りをして生きていくのでした。


ものすごい取材の跡を感じさせるリアルなエピソードと、救いの無さは今でもトラウマで、

そして涙無しには読めないのでした。

(ラスト、梅の娘の代になって、若干の救いがあるのです)


いちばん泣けたのは、遊郭近くの中学生は、

「朝まで一生懸命働いている可哀相な女郎さんを起こしてはいけない」と

通学時に決して騒がないように、と学校で教えられていたエピソードですかね。


そんなワケで、私はレディースコミックが好きに育ち、大学時代、某レディースコミック編集部で

バイトをしていたのでした。

編集部の人に、曽根さんの作品のスゴさを熱く語ったところ


「今度原稿の依頼に行くから、サインもらってきてあげるよ」


\(゜□゜)/


そんなワケで


1000円グルメの日々in宇都宮



この本の見返しには、曽根さんのサインが輝いているのでした。えへへへへ(///∇//)


※2015/4/21補記

20年の時を越え、電子書籍で大ブレイクするとは思いませんでした(感涙)。


丸の内外資系OLの友人とのツアーも、いよいよラスト。

バスで40分の道のりを帰ってくると、先ほどのスノーモンスターが嘘のように

1000円グルメの日々in宇都宮

すっかり都会な山形駅周辺でした。

さて、家に着くまでが遠足です。
ここから、仙山線に乗り、仙台駅へ。そこから、宇都宮へと新幹線。
仙山線、各駅停車しか無いわー、時間的に。

友「あんた、乗り鉄だから嬉しいでしょ」

へへへ。実は、マイナー駅を通りかかると幸せに溢れるのでした。
きゃーきゃー騒ぎながら乗ってたら、あっという間に仙台駅に着いてしまった(´・ω・`)
どうしよう、仙台といえば…

友「牛タンだよね、牛タン」

一度、降りて牛タン食べていく?それとも駅弁買う?

友「明日から仕事だし、早めに帰ろう。駅弁だ、駅弁」

1000円グルメの日々in宇都宮

友人はこちらの、牛たん三彩。多分1000円くらい。

1000円グルメの日々in宇都宮

まぁ、彩り豊か。

1000円グルメの日々in宇都宮

私はこちらの、網焼き牛たん弁当(麦飯)ジャスト千円。
なんと、ビバ・ハイテク日本…

1000円グルメの日々in宇都宮

ヒモを引っ張ると、熱々弁当に変身!

1000円グルメの日々in宇都宮

牛たんも美味しかったー!満足。

友「どうしたのー!アンタ、御飯半分残しちゃって」

いや、私あんまり夕飯って炭水化物とらないんだよね、これでも。
持って帰って、明日の朝雑炊にします。

友「少食だねーっ。私、完食しちゃったよ」

なんで、そんなにスレンダーなんだよー。マッチ棒のごとく。

友「さて、次回の旅行は、熊野古道でいいね」

あ、その前に静岡行こうよo(^▽^)o
アナタ、浜松に美味しいカレー屋さんがあるから行きたいって言ってたし
私は
袋井市のメロン農場 に行きたいし。
夜は熱海温泉とか箱根温泉とか(←地理が全然分かっていない)

友「そのときは絶対…」

うん…

友「タクシー乗らないでレンタカーにしよねっ」

8,000円は痛かったなっ。゚(T^T)゚。

さて、友人と別れ、熟睡した翌日。友人からメールが。

「昨日はお疲れー。実家に帰ったら、カキ鍋が用意してあってさー、全部食べちゃった(´・ω・`)」

(@@;

さて、「おしんネタ」でもう一つだけ。
続く。



丸の内外資系OLの友人に連れられて、山形駅からバスで約40分。

着いた先は…


1000円グルメの日々in宇都宮

どこここ。

友「蔵王ですー!樹氷を見るのだー!」

私スカート姿。
最強クラスの厚さのタイツ履いているとはいえ。

友「一月の北欧もスカートで過ごした。私の身体はそうできていると豪語しただろうが 」

あひゃひゃひゃひゃ、

すれ違う人はみんなスキーの服装。
友人も、7年前(だっけな)に網走流氷観測ツアーに行った時と同じ格好をしている。
だけれども

1000円グルメの日々in宇都宮

まぁ、ロープウェイだし、大丈夫でしょ。

そんな風に思っていた時期が私にもありました。


1000円グルメの日々in宇都宮


いやー、スゴイね、これが樹氷か。

まぁ、キレイ、ガラス細工みたい。


と、喜んでいた。そんな時期もありました。


1000円グルメの日々in宇都宮


まさか、ロープウェイで行って乗り換えがあるなんて思わず

駅オタクとはいえ、樹氷高原駅の文字を見た瞬間に、体感温度ががくん、と下がり。


1000円グルメの日々in宇都宮

見える風景は、樹氷から「スノーモンスター」に変わり

1000円グルメの日々in宇都宮

それすらも吹雪で見えなくなり…
実は私の愛読書は、
ピッケルを持ったお巡りさん 」とか「山靴よ疾風れ」とか、山岳救助モノなのであった。
映画も「
運命を分けたザイル 」とか、「アライブ 」とか、そっち系の映画をよく観ていて…
う、走馬燈のように、それらの場面が脳裏を…

1000円グルメの日々in宇都宮

そして着いた地蔵山頂駅。

1000円グルメの日々in宇都宮

ただいまの温度マイナス11℃の表示を見た瞬間に
ああ、私の身体は、もうそういう風にできていない、と実感し、

1000円グルメの日々in宇都宮

外に出た瞬間、その風は、私の身体を防寒着なんて目に入らないかのように
稲妻のように貫いて
友人、行ってらっしゃーい(^∇^)

1000円グルメの日々in宇都宮

私は、こちらの

レストラン山頂 さんで、窓からの風景を眺めております。


1000円グルメの日々in宇都宮

スノーモンスターが屹立する風景。
この中を、一眼レフを抱えて飛び出していく友人の後ろ姿は、たくましかった。
私は根性無しなので

1000円グルメの日々in宇都宮

コーヒーで(さすがにアイスコーヒーは無理)

1000円グルメの日々in宇都宮


ボー。

友「ただいまー!いやー、こっちがスノーモンスターになるかと思ったよ」

友人、何飲む?

友「ココア」



1000円グルメの日々in宇都宮


その後、樹氷高原駅まで戻ったところ、どこぞのご婦人に

「肉眼で樹氷を観るべきよ!」と熱く語られ、結局外に行きました。

が、氷点下11度の後なので、なんか温帯気候にいる気持ち。


友「本当は、青空に輝く樹氷っての観たかったんですよ。ポストカード みたいの」


ご婦人「ホテルの人に訊いたんだけどね、ああいう青空って、12月から今までで

ホンの数日ですって」


そんなもんすか、やっぱり。


友「ところで…」


はい。


友「さっきのレストランの、担々麺美味しそうだったね」


アンタもそう思ったね(`・ω・´)


友「次回は担々麺食べようっと」


うん、そのときは私もスキーウェア着てくるよ。


続く。


★★★お店情報★★★

レストラン山頂

山形県山形市蔵王温泉229-3 蔵王ロープウェイ山頂駅構内
営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください




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