それが違う意味で衝撃を受けたのは、2012年に佐賀県のフルーツパーラーFruit Garden新・SUNさんで干し柿が入っているパフェを食べた時。
「干し柿ってのは、こんなにウマいもんなのか!」
…と目からうろこが100枚くらい落ちまくりでした。
余談ながら、小さいころ口にして衝撃を受け、その後同じく大人なるまで口にしなかった「きんかん」も、このパフェで美味しさに目覚めた、偉大なパフェでございました。
しかし、目覚めたあとも特に干し柿を食べなかったのですが。
新聞記事だかネット記事だかで読んで、ずっと気になっておりました。
長野県にあるお菓子なので、長野に行った際に買おうと思っていたのですが、昨今のご時世ではいつ行けるか。
なので、
通販でお取り寄せしてみました。
その名は「市田柿ミルフィーユ」。
市田柿とは
「干し柿は、ころ柿とアンポ柿に分類されますが、「市田柿」はころ柿のタイプで、生柿に対する重量比で1/4程度まで干し上げられ、和風のドライフルーツと言われます」(市田柿ブランド推進委員会のサイトより)。
なるほど(ころ柿って何だろう…)。
ちなみにこちらは、某通販サイトの「お試し版」で、1080円でした(送料別)。
口コミで
・美味しいけどサイズが小さい
という意見が多々ありましたが、なるほど、お試しサイズ…(バンダイのゲームウォッチサイズかな。「大地震」とか持ってました)。
解凍後に5ミリ程度にスライス…。
包丁の魔の使い手の私には、高いハードルだ…。
それでは、いざ。
袋に入った状態では、まだその断面の魅力の1割もお伝えできませんが、カットすると分かる、この…
萌え断!
断面萌えにはたまりませーん。
市田柿の「みっしり」とした食感(notべろべろ)、バターのしっとり食感と、二種類食感のハーモニー。
市田柿の濃厚な甘さと、カルピスバターのコクの二重奏。
ゆえに、お茶が美味しい…。
誰かと話しながらティータイムするより、1人で何か考えごとをしながらお茶を飲むときに食べたい、そんなミルフィーユ。
温故知新、和洋折衷、地域振興、いろいろな四文字熟語が脳内に到来するお菓子でした。