1000円グルメの旅

1000円札一枚で、日本中の美味しいもの食べてみたい。 と、47都道府県をさすらうブログです。

Category長野県

お名残惜しいですが、って外湯めぐりもできませんでしたが野沢温泉を後にせねばなりません。

友人、いそいで急げ早くー!荷造りー!

友「余韻もへったくれもないわねー」

今日はすべてが朝イチねらいなんだ。
一か所目の朝イチは

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道の駅「花の駅 千曲川」でした。
よ、よかった、駐車場空いてたよ。

友「やったー」

前日、温泉に行くときに通ったのですが、時間も押していて、駐車場も満杯だったため、泣く泣く素通りだったのです。
花より団子派の私をしても、一目惚れしてしまった

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この麗しの光景~。
深く考えなければ、サウンド・オブ・ミュージックの世界みたい。
目の前の千曲川沿いは「フラワーロード」と呼ばれていまして、菜の花の時期は、黄色に彩られた道が延々と続いているのです(と、このとき知った)。

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そして、反対側には

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桃と桜!

私、桃の花を花瓶にささってない状態で観るの、初めてかもしれない。
素晴らしい、黄色と桃色と桜色、三色の花世界。

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葉桜ばかりに当たってきたので(桜吹雪は味わえたけど)、満開の桜って今シーズン初めて味わえた。

と、一人でモノローグをつぶやいているのは、友人はカメラを抱えて遠くまで行ってしまったからです。
あ、戻ってきた。

おーい、お茶しよー。

友「ホントに花より団子なヤツだなぁ」

そんなことないよ、花も愛でてたよ。少し。

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せっかくなので、道の駅で。コーヒースポットがあると思うんだな。

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朝ごはん!

友「食べていいわよ。私は食べないけど」

さすがに無理だよ。
こういう「The 朝ごはん」を出してくれる道の駅って、栃木はなぜに少ないのであろう。市貝と益子だけだよなー。

朝ごはんスポットがあるなら、きっとコーヒーも飲めるはず。
その場所は「カフェ里わ」さんでございました。

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ご当地ソフトマニアとしては、ソフトにも心が揺れる。
にんじんソフトとか、信州リンゴソフトとか…。
しかし、今日も(ご飯の)予定がいっぱい…。
断腸の想いでコーヒーだけ。

友「私もブレンドにする」

友人、私が買っていくから、あの席キープしてくれ。今、ちょうど空いた。

友「ほいさっさー」

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お花見ができるカウンター席。

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ああ、やっとお花見ができました。

道の駅のコーヒーは、All or Nothingな感じだけど、お水の美味しいところはコーヒーも美味しい。
クリスタル~な味のコーヒー。まんぞくー。

……


と、くつろいでいる時間はない。次の場所も朝イチ狙い。
行くぞーっ。

友「落ち着かない旅行だこと」

★★★★お店情報★★★★

カフェ里わ(道の駅 花の駅 千曲川内)

長野県飯山市大字常盤7425

営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください

その2からの続きです。
夜の続きで朝になりました。

2003年6月号dancyuのおにぎり特集で読んで以来、夢だった宿・村のホテル 住吉屋さんに来ました私と、都内外資系OLの友人。

温泉宿の楽しみといえば、朝湯と朝ごはん。
身体から蒸気が立ち上るほどのホカホカ状態で

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朝ごはんタイム突入。

友「不思議よねー。普段朝ごはん食べられないんだけど、なんで温泉宿って食べられちゃうんだろうねぇ」

普段から朝ごはん食べてるからよく分からない。

ジュースがつくのですが、

・信州リンゴジュース
・信州牛乳
・信州トマトジュース

この中から一択でした。

友「私リンゴ」

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私はトマトジュース。トマト星人の私が、唯一ダメなトマト物。それがトマトジュース。

友「なんで注文したの」

いや、美味しそうだなと思って。
トマト本体が美味しいのでしょう、身体中にリコピンパワーが広がるようです。
目が覚めた。

友「なんでトマト好きなのにトマトジュースダメなの」

あなたが、コーヒーは好きだけどアイスコーヒー苦手なのと、たぶん同じ。

友「一緒にしないでほしい」

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それでは気合いを入れて、朝ごはんに取りかかりましょう。

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朝も取り回し鉢はつきました。
豆の煮物と、ゴボウのマリネと、漬物。
ゴボウのマリネ、とっても柔らかくて美味しゅうございますー。
どうやって作るんだろう。検索すれば出てくるんだろうけど、自分で作るとこの味にはならない気がする。

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自家製フキ味噌に、フキノウトウの刻んだものに、野沢菜のおひたし。
幸せなジャパネスク食卓。
手前はみそ漬けの赤魚。
実は味噌漬けも赤魚もあまり自主的に食べないのですが、きっと味噌本体が美味しいのでしょう。
なんて香ばしい。信州みその本場だからだろうか。

そして、温泉といえばー

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温泉タマゴ!(&温泉豆腐)

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どれもご飯のお友達。
何をどのように友達にするか悩みましたが

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やっぱりこうかな。
そしてさらに

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フキ味噌を添えて。

うわーん、黄身の甘さにフキ味噌の苦み。幸せだよー。

デザートはいちごでした。
ちなみに仲居さん、このいちごの種類ってなんですか。

仲居さん「とちおとめです」

友「あら意外だわー」

四国に行くと、意外に女峰が頑張ってるんだよ。

友「へー」

酸味が強かったですが、サッパリとしました。

友「いい宿だった。春夏秋冬来たいね」

冬は自力では来られない(なんせ豪雪地帯)。
でも、また来たいなぁ。頑張って働こう…。


★★★★お宿情報★★★★

村のホテル 住吉屋

長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8713

営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください
★★★★訪問記録★★★★
1日目 の夜その1
1日目 の夜その2
2日目の朝 この記事



その1からの続きです。

2003年6月号dancyuのおにぎり特集で読んで以来、夢だった宿・村のホテル 住吉屋さんに来ました私と、都内外資系OLの友人。

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野沢温泉名物「取り回し鉢」(大鉢にいろんな料理が入っていて、みなで取り分けて食べる)。
美味しいので、箸が止まらない。二人で食べますと、取り回しというより、取り合いに。


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芋の煮っ転がしという庶民的な名称ではないと思うけど、芋が美味しい。芋なますも美味しい。
芋そのものが美味しく、味付けもおいしい。こんなオカズ毎日食べたい。

友「作れば?庭の覇者が芋状態って言ってたじゃない」

抜いても抜いても、新たに芋が育っていくんだ…。恐るべしだよ…芋と大葉…。

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信州サーモン(の昆布〆)。さすがにこれは庭にいない。
ふと、木曽駒ヶ岳を思い出したのはなぜだろう。

友「登れなかった日の夕飯に出たでしょ」

そうか。思い出したくなかった。このサーモンで記憶を上書きしてしまおう。

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にごりワイン美味しいなー。スイスイ飲む感じではなく、ちょびちょび飲むのがじわじわ来る。

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和牛香焼。
肉来ました、肉。

友「そう言えば、あんたに勧められて『孤独のグルメ』観たけど、いいねぇ、あれ。思わず見入ってしまう」

いいでしょっ!?特に焼き肉の回は白眉。

友「聖地巡礼今度行ってくる」

都内在住は聖地巡礼しやすくていいねー。

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しかし、聖地巡礼せずとも、目の前には和牛。

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いろいろ薬味もありますので

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いろいろ試しながら。

ああ、柔らかいなー。旨みが口の中にじゅわじゅわーっと広がる。
今まで頑張ってきてよかった。うっうっうっ(感涙)。

そして、お待ちしておりました。

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野沢菜ー!
野沢菜の総本山の地の野沢菜。

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葉っぱが美味しく、漬けられて美味しい。
私の脳内ライブラリーにある「野沢菜漬け」の味が、さらに濃くなったような味。

このお宿近くの「健命寺」で野沢菜は誕生したのだそうです。境内の畑で今でも栽培されて、その種は「寺種」として珍重されているのだそうです。

友「本朗読してないで、暗記してきなさいよ」

意外にも塩はインドネシア・バリ島の天日塩だそうで。

友「あらビックリ」

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福味鶏炊き合わせ。
山椒はお庭で採れたものだそうで。

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いろんな意味で滋味深い。

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お待ちしておりました、山菜の天ぷら。
なぜなら、衝立を隔てたお隣の席が私たちより少し早くスタートしていて、天ぷらのサクサク音が聞こえてきていたのでした。
お庭で採れたというフキノウトウ。私も山菜が採れるところで暮らしたい。

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そして、なんとカタクリご飯。
お庭にカタクリが咲いているのです。
本物のカタクリ粉作れるんだなー。

友「カタクリの花って食べられるんだ」

美味しいよ。

友「食べたことあるの」

秋田で稲庭うどんに入ってた


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葉が細かく刻んで入ってました。
ああ、血が浄化される感じ。コレステロール値下がるかな。

そして、〆はデザート。
温泉で蒸した…

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温泉プリン&黒蜜だそうです。

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ああ、ふるふる、ふるふるだわ…。

友「あ~、お腹いっぱい。このまま布団に倒れられるのが温泉宿の醍醐味よね」

ビバ!畳。


★★★★お宿情報★★★★

村のホテル 住吉屋

長野県下高井郡野沢温泉村豊郷8713

営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください
★★★★訪問記録★★★★
1日目 の夜その1
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