一昔前は「かき氷専門店」ってほとんど見かけなかったのですが、あっと言う間に百花繚乱。
特に奈良県は、氷を祀る「氷室神社」があることもあり、かき氷の聖地となったそうな。
私がかき氷に目覚めたころ(2006年9月のことでした)から行きたかったのは、岐阜県の赤鰐さん。
最近行きたくなったのは、奈良の「ほうせき箱」さん。
そしたら、なんということでしょう。
新宿高島屋の催事「かき氷フェア」で

赤鰐さんも、ほうせき箱さんも来るー!
しかも、ほうせき箱さんに並んだ先着10名は

枕草子の記述にある「あまづら」シロップを味見することができるー!
行かねば。
しかも、先着10名に入らねば。
いちご16品種食べ比べセット争奪戦以来の一大プロジェクト。
ある程度戦略立てねば。
その1 始発の次の電車で行く(始発だと朝3時半起きなので、まず無理)
その2 土日はどーにもならない気がするので、平日にする
よし、狙うは5月28日(火)の最終日だ。
アラームは4時にセット。
絶対寝過ごすと思ったらしく、夫が4時にたたき起こしてくれました。

7時半に着いた整理券配布場所。
私の順番は…いち、にぃ…10番目!

ギリギリセーフ。危ないところだった…。
私は「あまづらかき氷」が食べられると勘違いしていたのですが

シロップを一口味見させていただけるのでした。
収穫時糖度20度のあまづらを、糖度80度まで煮詰めたもの。
いただきます…(拝む)。
…
とっても非常に素朴な甘味が、飛行機雲となって空に浮かんでいる。
そんな気持ちでした。
さて、開店時刻となりまして、私は開店直後の10時の整理券をお願いしておりました。
なぜかというと、用事があったので早めに帰りたかったのと

限定数だから。
ほうせき箱さんといえば、ウワサの「リトマス試験氷」!
これ、一度食べてみたかった。これください。

…と、食券をお店の方に渡し、

奈良の鹿が印字された紙トレイに「それ」は乗せられて

ついに出会えた、リトマス試験氷。
青いハーブティ「バタフライビー」がシロップで

直七(高知県の柑橘)やグレープフルーツという酸っぱい系がトッピングされ

緊張のあまりぼやけましたが、酸っぱい系の果汁をかけると

色が紫色に変化!

直七やグレープフルーツを絞ってかけても、もちろん変化。

いただきます…。
氷がふあっふあ。
そして、かき氷のシロップというと「甘さ」が前面に来るイメージなのですが、激しい甘さではなく、気品溢れる甘さ。

一口一口、また一口。
掘削跡と感動が深くなる。
ご馳走様でした…。

会場では、「奈良かき氷ガイド」という冊子も無料でいただけ…。
この本がまた素晴らしく…。
人間大嫌いの愛猫「しじみ」が夫になついたら、二泊三日で奈良にかき氷遍路に行こうかな…。
夫「なつかないよー。今日もシャーと言われた」
無理か。
というワケで、毎週日曜日は「2019かき氷遍路」です。
たぶん、10月くらいまで。