私がなぜ、今回青森に来たかというと、理由はこちらです。
一言で言ってしまうと、私が愛読しているエッセイ漫画家の「たかぎなおこ」さんが、模索の時代にレストランで朝食バイトしてた頃、シェフがまかないで作ってくれたフレンチトーストがとっても美味しかったという話がありまして、そのシェフが青森でお店を持たれていたのでした。
三言くらいになってしまった。
来たいと思ってから実に一年半が経過してしまった。
それが「海坊厨 (うみぼうず)」さん。
リーズナボなランチもあるのですが、実は私は今回は、予約して参ったのでございます!
(なもんで、函館はどっちにしろ行けなかったのです)
こんにちは、予約したものです。
「何でお知りになりました?」
と予約の際に訊かれたので、素直に「たかぎなおこさんの作品で」と答えましたら
「こちらが、たかぎなおこさんが座ったお席です」
というお席に案内してくださいました。
なんかすみません。
すでに「おまかせ」で予約してあるので、特にメニューを見る必要もないのですが
思わず見入ってしまうランチ。
右上のマグロの中落ち定食、自分で中落ち作るのか。すごい。
なんか全部おいしそう。
近所にあったら週一で通いたい。
「こちらが、洋風海鮮茶碗蒸しでございます。『はらぺこ万歳!』でたかぎさんが召し上がってたものです」
ああ、ありましたね。
いただきまーす。
洋風チーズかまぼこみたいだなーというのが私の感想でございました。
あんかけトロトロで美味しい。
「ホウレンソウとジャガイモの揚げニョッキでございます」
みた感じ、重いのかなと思ったのですが
軽い!
風味はなんとなく草餅を連想しました。
「スープとサラダでございます」
スープは、かつおぶしの文字が脳裏をよぎっていきました。
当時の一言メモには「これでラーメン食べたい」と書いてありました。
サラダは、非常にオーソドックスな感じ。
ご飯かパンか選べたので、サイズが小さいという
パンにしました。(あまり胃の容量を圧迫したくなかったため)
ふかふかだー。
「黒豚の茄子ペースト黄身醤油でございます」
なんたるカラフル。
豚の旨みと、茄子のペーストと、黄身の甘みと、醤油風味が入りまじり、口の中はもはや何がなんだかわからん美味しさに溢れました。
…
さて。
なぜに私が予約したかというと、予約必須のメニューがあったからです。
それは~
本を読んだ方なら分かる。
そう、フレンチトーストが食べたかったのです。
フレンチトースト食べたいけど、ランチでも大丈夫なのかなーと思って電話の際に確認しましたら
「デザートをフレンチトーストに代える形になります」
とのことでしたので、ウエルカムですーとお願いしました。
私はもう、これを楽しみに一年半過ごしたわけですので、事前知識なしに食べたいと思い、他の方のブログ等は一切見ずに来ました。なので、まっさらな状態で
初対面。
わーん、食べたかったー。
メニューにも書いてありますが「浮き草デイズ」のモモセさんのフレンチトースト!
うるわしの黄金色。
そしてパウダースノー。
メープルシロップかけまして
いただきます。
うわー、中まで黄金色。
とっても程よい甘さで、きっちり味が染みこんでるのに、決してべちゃっとしていないのです。
しあわせー。
これがまかないで出てきたなんて、羨ましい話でございます。
このフレンチトーストだけでも、青森まで来た甲斐がありました。
コーヒーでボーっとしながら、またぜひ来たい。次回はラーメン食べたい。と思うのでした。
★★★★お店情報★★★★
海坊厨
青森県青森市古川1-13-12
営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください