1000円グルメの旅

1000円札一枚で、日本中の美味しいもの食べてみたい。 と、47都道府県をさすらうブログです。

November 2011

旅行の場合は、「どうしてもここに行きたい一点」を中心に据えて、

パズルのように予定を組んでいきます。

なもんで、行きたくても行けなそうな所は行けないと諦めます。

今回のその「一点」は、毎年秋に奈良国立博物館で催されている「正倉院展」でした。

一度でいいから「蘭奢待 」を肉眼で見てみたいなーと思っていたのですが

今秋の出展一覧にある!

前回は確か14年前だった。

次回まったら、私はいくつなんだ。足し算したくない。

チャンスは今、今回ぽっきり!

ということで、今回の旅とあいなったわけで、奈良駅から国立博物館に向けて

てくてくと歩いていたら、なんかイベントシーズンだったみたいで(人いっぱい来るからな~)



1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


奈良県庁近辺で食のイベントをやっていた。

へー、奈良にぎわい味わい回廊だって。

栃木もなんかあったな。食の回廊 だっけ。


で、その向かいの奈良公園で

1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


奈良フードフェスティバルというものをやっていた。

その文字を見たとき、一瞬「正倉院展」の文字が脳裏から消えました。

ああっ、煩悩が、煩悩が私を支配するっ。

だって私は「ご当地食品」に弱いんだもーん。


1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


へー、鹿サイダーだって。

どのへんが鹿なんだろう。鹿の角成分でも入ってるんだろうか。

(お隣の鹿の)


まぁ、お店の出店もいっぱい。



1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


どえっ!?

カフェブース「くるみの木 」!?

奈良にある、いわゆる「カフェごはん」の発祥の地というか聖地の、あの「くるみの木」!


いつの日か、奈良に行くことがあったら行きたいと思ってたんだけど

ほぼ予約必須の上に、場所的にもちと難しいんで、今回は涙のスルーだったんだ。



1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


その「くるみの木」さんが目の前に!

1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


しかも千円ジャストのランチボックスとか。

これは運命、さだめ、歴史の修正力。

ランチボックスくださいっ。


「完売ですー」


きゃー。

ちなみに、現在は14時。いつの時点で完売だったのでしょー。


「11時販売開始で、11時半には完売でした」


きゃー。


まぁそれはそれで仕方ない。

さっきお昼ご飯食べちゃったし

(お昼を2回食べるつもりだったワケではない。忘れていただけである)



1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


せめて、何かテイクアウトでもしようか。

さつま芋スティックとかウマそー。ううっ、和梨のパイだって。

1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


千筋水菜とアジフライのゴマサンドだって、うまそー。(←また昼ご飯を忘れている)

あ、いけないいけない。昼ご飯は食べたんだよな、うん。


1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


トマトジュース…トマト星人としては飲みたいところだけども、実は私はトマトジュースが

全く飲めないのであった。

果実の蜂蜜漬け…甘い飲み物の気分じゃないなー(←昼ご飯を思い出したので)

1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


焙煎大和茶ミルクとかもすごいなー。

でも、今は25℃突破の上、奈良駅からてくてく歩いてきて、ちょっとあぢーので


1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


うん、やっぱコレだな。

1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


アイスコーヒー350円。

1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


青い空、緑の芝、輝く太陽、そして

1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


アイスコーヒー。

ああ、なんと満ち足りた日でありましょう。

いただきまーす。

本店で飲むのと同じ味かは分からんけど、濃いかな。

とある京都のお店のご主人が「京都は珈琲が濃いんです」とおっしゃっていたけど

奈良もそうなのであろうか。

1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


とりあえずは、一期一会の喜びに、ボーっとしておこう。

続く。


★★★お店情報★★★

くるみの木  一条店

奈良県奈良市法蓮町567-1
営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください

「その本」を読みたかったものの、宇都宮市立図書館は在庫3冊に対して予約数12で

いつ廻ってくるか分からなかった。

買えばいいのだろうけど、可処分所得はほぼ旅費にまわしている状態なので

それも難しい(ハードカバーは高い)

栃木県内図書館横断検索をかければ、どこか一箇所くらい、貸し出されてないところがあるだろー

と思いきや、ことごとく貸し出し中。

が、しかし。

一箇所だけ、予約無しの状態があったのでした。

が、しかし。

朝イチでないと、誰かが借りてしまうかもしれん。

というワケで、9時半の開館とともにお邪魔したのが


1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


こちらの、上三川町立図書館だったのでした。

栃木県内で唯一、貸し出されていなかったのが

1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


こちらの「遺体 震災、津波の果てに 」だったのでした。

東日本大震災で、1000人近くの死者・行方不明者が出た釜石市の

臨時の遺体安置所となった、廃校の中学校を舞台に

遺体の搬送や身元確認に奔走した、民生委員や釜石市役所職員や

歯科医師、歯科助手、消防団員、僧侶等のドキュメンタリーです。


遺体確認時のドキュメンタリーというと、

日航機墜落事故の際の話 が有名ですが(「墜落遺体」等)

日航機の時との決定的な違いは、ご遺体の中に「自分の知り合いがたくさんいる」ことと

自分自身も被災者である、ということでしょうか。


その前日まで、いわゆる日常生活を送っていたその方々が

一転して自分自身が極限状態におかれ、

さらに極限状態の仕事にあたらなければならないという

一生に一度あるかないかの状況を、乗り切った今語る言葉は、とても重いものでした。


ふと思い出したのですが、日航機墜落事故の際、現場に動員された

日赤の婦長さんは、東京大空襲の中、看護にあたった方だったそうです。

(それゆえに、修羅場と化した現場でも、臆せず指示を出し続けたとか)

今回、身元確認に奮闘された釜石の医師のお父様は、

第二次大戦中、釜石がアメリカ軍からの艦砲射撃を受ける中

必死に治療にあたり、その後、釜石の地域医療を支えてきた方だそうです。

何か運命のようなものも感じますし、世代は交代しているのだなーと感じたり

そのアメリカ軍が、現代では「トモダチ作戦」で助けにきてくれたり…。


内容が内容なもんで、図書館出た後は食事せずまっすぐ帰ったのですが

置いてある図書類がなかなか充実して良かったです。

次回は、じっくり食事も兼ねてお邪魔してみたい。

あ、前回記事の「河北新報のいちばん長い日」 も予約入らず置いてありましたよ。


新聞はとってないんですが

記録の意味でとっておきたいなーということで



1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県

読売新聞と、宮城の新聞社「河北新報」の一ヶ月間の縮小版を買ったんですよ。

特に違いを意識して買ったワケではなく、

全国紙と地元紙を一紙ずつ買っておこうという、ただそれだけだったんですが。

で、読み比べて如実に感じたのが、いわゆる視点の違い。

「今、自分が生きるために必要な情報」を提供しつづけた河北新報と

「今、日本はどうなっているのかという情報」を追い続けた全国紙の違い。


何回か書いてますが、私は「極限状態の人間ドラマ」というものに

すごく惹かれる傾向がありまして、この時の河北新報の様子を知りたいなーと思っていたのですが



1000円グルメの旅 from 宇都宮 to 47都道府県


最近、文藝春秋から「河北新報のいちばん長い日」として本が出ました。

初めて知ったのですが、地方紙同志は協定を結んでいて

システムトラブル等で紙面製作ができない場合は他社が製作を引き受けてくれるそうで

このときは新潟日報社の助けで号外も本紙も発行できたんだそうです。

取材する人、写真とる人、記事書く人、印刷する人、運送する人、配達する人

それぞれにドラマがあり、それぞれの協力で、

極限状態の中、「今、自分が生きるための情報」を欲する人々の手に届いたのだと。


特に心に残った話は


気仙沼支局時代、警察署に届けられた捨て猫を引き取って飼っていた女性記者が

13日付の朝刊を出した段階でやっと家に帰れて、もしやと覚悟していた猫と再会できて

抱きしめて体温を感じた時、ああ、自分は生きているのだと実感した話とか


福島駐在の記者が、本社からの避難命令を受けて一旦は避難したけれども

やはり逃げることはできないと現場に戻って取材しつづけたけども

「地元記者なのに、地元を見捨てて一度は逃げてしまった」ことが忘れられず、

記者を辞した話とか


南三陸町で津波に遭遇した記者が写真を撮ったけれども

画像の送信ができず、その旨を本社に電話したら「画像本体いらないから見たままを話せ」と言われ

手元の画像をみながら様子を話し、それがそのまま記事になったという話や(実際の文章が

載ってますが、やはり何とも言えぬ哀しい緊迫感)


本国からの帰還命令を受けた中国人アルバイトが、「皆さんと一緒にたたかっていきたい」と

バスから戻ってきた話とか


一生心に残るだろうな、と思うエピソードばかりでした。


もう一冊、読みたい本があるのですが、怒濤のように予約が入っていて

借りられそうもない。

栃木県内横断検索をかけたら…

あ、一箇所だけ貸し出し中じゃない図書館発見。

というワケでそれは次の記事で。