丸の内外資系OLの友人と征く和歌山・熊野古道の旅。
現在は今回の旅のハイライト、

熊野古道(の中辺路)を8時間かけて歩く真っ最中。
しかし、昨年の水害で熊野古道には通行禁止区間があり、
迂回路を進む私と友人であった。
ううう、汗が。喉が渇く。
ところで友人、二年前に私を熊野古道に誘った時の言葉覚えてる?
友「全然」
場面転換の合い言葉は引き続き「しゅらしゅしゅしゅ~」
~しゅらしゅしゅしゅ~(二年前)~
友「ねぇ!熊野古道行こうよ!山道2時間歩くだけだから」
私、生粋のインドア派なのよね。
友「観光客多いから、道すがらカフェがいっぱいあるんだってよー!
アイスコーヒーもあるんだって」
しょうがないな~。2時間だけだね!?
~しゅらしゅしゅしゅ~(現在)~
カフェなんかどこにも無いじゃん。
友「こんな山中にあるワケないでしょ。
カフェがあるのは、最初の予定だった2時間コース」
………(←割り切れない何か)
友「そんな割り切れない顔しないでよっ」

友「ほら、休憩所は要所要所にあるからっ。休んでいこ」
休憩所には何も売って無いじゃないか。
友「はい!」

友「(ドラえもん口調で)アルフォートぉ~」
私、チョコレートのスナック菓子って苦手なのよね。
友「何言ってんの!山登りの時はねぇ、こういうスナック菓子が効くのよ」
…(もぐもぐ)
あらー!ホントー!
五臓六腑に染みこんでいって、疲れがふっとぶ感じー。
友「でしょー?」
~しゅらしゅしゅしゅ~

張り切って歩いていると
友「わー、去年の水害の爪跡かなー」

うわぁ。
ぎ~こぎ~こ。
? こだまでしょうか。
友「いいえ、誰でも。…って冗談言ってる場合じゃない。何の音?」
誰かでっかいブランコ漕いでんじゃないの?
友「やめてよぉ。こんな山奥でそんなシュールな」
ぎ~こぎ~こ。
友「あああ、あの木が一本だけ揺れてるんだよぉ。
わぁ、メトロノームみたいに大きく揺れてる」
猛ダッシュで逃げる二人であった。
~しゅらしゅしゅしゅ~
友「わー!見てー!」

友「カニだー!カニだよぉ。なんでこんなところに」
そりゃ川が流れてりゃ、沢ガニの一匹や二匹や三匹いるでしょうよ。
ズワイガニでもいれば事件だけどさ。
友「何よ、その言い方はー!」
つまらんことで言い合いになるのは、お腹が空いている証拠であった。

友「あそこが開けてる。お昼にしよ。 四時間歩いたし、ちょうどいいね」
わーい。

リュックからお弁当を取り出すわたくし。
お宿で、千円で山歩き用のお弁当作ってもらったのでした。

じゃーん。
わーい、いいねーいいねー。まんが日本昔ばなしみたい。
わー、中も非常にジャパネスク。

三個もおにぎり食べるなんて、高校時代のお弁当以来だよ。
友「あんた三個も食べてたの?」
だって片道10キロ自転車漕いで通学してたんだよっ!?

おかずも、非常にジャパネスク。
…
もちろん美味しいんだけど…
さっきのアルフォートじゃないけど、
フツーの鶏唐と、厚焼き玉子が欲しかった。おにぎり一個少なくていいから。
友「山登りって、そういうの食べたくなるのよねー(もぐもぐ)」
しかしやはり、梅干しおにぎりは最強であった。
友「あんまり休んでると後半辛いから行くよー!」
よっしゃー。
続く。
★★★お店情報★★★
和歌山県田辺市本宮町川湯温泉1406-1
★★★場所情報★★★
熊野古道 中辺路 (小広王子~発心門王子)
和歌山県田辺市

