今回はちょっと大真面目に。
1999年に起きた東海村臨界事故 で、
日本の原子力開発史上、初めての犠牲者となった方の治療記録を描いた
NHKスペシャル「被爆治療83日間の記録~東海村臨界事故~」という
ドキュメンタリーが2001年に放映されました。
私はたまたま観たのですけども、そのたった一回の視聴で
全てにおいて生涯忘れ得ぬドキュメンタリーになりました。
前例の無い治療に、全てを注ぎ込む医療関係者。
そして、それは逆に患者に耐え難い苦痛を与えるものとなっていく。
その狭間で悩む、医療関係者たち。
変わり果ててゆく姿の夫を、肉親故の愛情で支える妻と子ども。
若い看護師さんが、
「これ(患者さんの状態)は…何だろう、私が見ている『これ』は、いったい何なんだろう…って…」
とインタビューで語っていたあの言葉と、あの目と、あの表情は一生忘れられません。
私、NHKオンデマンドの会員なのですが、今こそこれをもう一回みたいのに
なんで配信されないのかなーと思ってたら、この作品にかかわらず
過去~現在の災害関係がイッキに配信されまして

もしも見たことが無い方がいるならば、ぜひお勧めしたいです。
(残念ながら有料。災害関係は無料配信してくれてもいいんじゃないのかなと思う)
有料がイヤならば、

「朽ちていった命 」のタイトルで本にもなっています。
(福島原発関係で読む人が増えたのか、アマゾンの評価欄がスゴイことになっている)
宇都宮市立図書館にもあります。(予約いっぱい状態)
改めて今回観まして、奥様が最後にお医者さんに送った手紙の内容が頭の中にずっと残ってます。
>逝ってしまった人たちは 戻ってくることはありません
>逝ってしまった人たちに 今度はありません
>とても悲観的な考えなのかもしれませんが
>原子力というものに どうしても関わらなければならない環境にいる以上
>また同じような事故は 起きるのではないでしょうか
>しょせん 人間のすることだからという不信感は消えません
>それならば 原子力に携わる人たちが
>自分たち自身を守ることができないのならば
>むしろ 主人たちが命を削りながら教えていった
>医療の分野でこそ 同じような不幸な犠牲者を
>今度こそ救ってあげられるよう 祈ってやみません

