1000円グルメの旅

1000円札一枚で、日本中の美味しいもの食べてみたい。 と、47都道府県をさすらうブログです。

Categoryご案内

小説コンクールで最終選考に残ったのは今回が初めてですが、シナリオでは何回か経験が。
しかしその数少ない経験の中でも、最終選考作品選出~受賞作決定までの主催者のご対応は様々で

その1 最終選考に残った旨の連絡はなく、いきなり受賞の連絡がある(で、最終に残っていたことを知った)
その2 最終選考に残った旨の連絡はあるけれど、受賞の場合にのみ再度電話連絡がある
その3 最終選考に残った旨の連絡があり、受賞の有無に関わらず選考結果の連絡もある

この3つのどれかでした。
一番心臓に悪いのは「その2」で、最終選考の日の夜中の十二時まで、電話の前で正座して待っていた悲しい記憶…(で、連絡は無かった)。

今回、最終選考に残していただいた「日本おいしい小説大賞」は「その3」で、「選考日の●時ごろにお電話します」とのこと。

運命のその日、私は朝から家の中をスマホ片手にウロウロしていました。

夫「ウロウロウロウロ落ち着かないから、ご飯に行こう。トマトの打ち上げ」

ああ、そういえばトマトシーズン終了の打ち上げ、まだしてませんでしたね。
でも、食べた気がしないので、今日はいいです…。

夫「肉だよ、肉」

行きます。

2020-07-08 12.51.26

打ち上げなので、ちょいと奮発して和牛ステーキ 桜さんに来ました。
オープン当初からの、一度は行ってみたかった憧れのお店であります…。
ランチは1500円(チキングリル)~7300円(黒毛和牛ヒレ)と幅広く、私は「切り落し & 黒毛和牛ハンバーグ2400円」かなーと思っていたのですが、

2020-07-08 11.31.19

平日限定ランチなるものが!
私はコレにします。
夫は「切り落しステーキ (ヒレ・ロース等の相盛り120g)」4,000円 。

本来なら、どこか居酒屋で「お疲れ様の乾杯」の予定でしたが、昨今のご時世でそれも控えているので、その分をランチに注ぎ込みました、
某情報サイトのクーポンでドリンクつきますので、活用しましょう。

2020-07-08 11.40.12

夫は赤ワイン、私はノンアルコールの赤ワイン。
アルコールにも使えるクーポンというのは、非常にわんだほ。

2020-07-08 11.41.51-1

私の方のヴィシソワーズ。
冷製スープLOVERにはたまらない一品。

2020-07-08 11.41.55

夫の方はミネストローネでした。

2020-07-08 11.51.47-1

私の方の「オレンジと生ハムのサラダ」。
これから来るであろう肉に備えて、さっぱり口の中を整えられるのはうれしい。

2020-07-08 11.51.50-1

こちらが夫のコースのサラダ。

お店の方「天然イトヨリダイのポワレでございます」


2020-07-08 12.07.54-1

あれ、私の選択はお肉では。

お店の方「平日限定コースは、お魚とお肉、両方お出しします」

メニューを流し読みしていました。なんせ朝からウロウロの心境なもので、すみません。
魚ということでヘルシー要素。ほどよいサイズが嬉しい。

ここで炭水化物タイムですが、

2020-07-08 12.07.57-1

私はパンを選びました。
ふんわりしっとり、美味しゅうございます。

2020-07-08 12.08.28-1

そんでもって、お肉。
このためにトマトシーズンを頑張ったお肉。
黒毛和牛内モモステーキ。
ウロウロしていた心が、一口食べた瞬間その場で正座してしまいそうな美味しさでございました。

2020-07-08 12.08.31-1

夫の方の切り落とし。ヒレ・ロース等の相盛り120g。
切り落としなのでサイコロステーキ状を想像してましたが、カットの大きさに驚き。

2020-07-08 12.09.57

で、夫の方のライスはプラス220円で焼き飯に変えられるとのことなので、チャレンジしてました。
おいしいおいしいとつぶやく夫。

2020-07-08 12.31.56

時間は過ぎ、デザートタイム。
レモンロールにレモングラニテ。
爽やかコンビ。
グラニテの「しゃりしゃり加減」が非常にツボでした。

2020-07-08 12.31.59-1

こちらが夫の方のデザートプレート。

2020-07-08 12.33.15-1

アイスコーヒーでボー。

これらの料理が胃にも身にも心にも染み入るのは、一年間頑張ったからこそ。
また来シーズン、トマトのお世話をしましょう。
…。
そしていくら現実逃避しても、心も体もまた騒ぎ始めまして、帰宅後、家の中をウロウロウロウロ。
ああ、桜咲くか散るか…。

夫「あれ? もう時間過ぎてない?」

予定時刻(かなり)過ぎてますね…。
うわっ。電話が来たー!

ということで、本日(8/20)最終選考結果が公式に発表されます。

続く。


★★★★お店情報★★★★
宇都宮市陽東2-16-8ベルグランドハイツ1F
営業時間&定休日 上記リンクをご参照ください




今年の三月末に応募しました、「小学館 第2回『日本おいしい小説大賞』」最終候補作品に、私の応募作品「山とかき氷」を選んでいただきました。ありがとうございます。
本日(7/20)発売の小学館「Story Box」8月号本誌で発表されています。
※補記 Story Box編集部さんのツイッターでも発表されました



栃木県日光市を舞台に、男体山や日光白根山、足尾の山などに登り、いわゆる普通のガリガリ系かき氷を食べながら、挫折した自分の人生を見直す16歳の女の子の話です。

最終選考会を経て、受賞作の発表は8月20日の予定だそうです。
それまで私は、心の安寧を得るべく、かき氷を食べながら日々を過ごします…。

222342c3


↑今回の作品を書くキッカケになった、足利市の赤雪山下山後に食べたかき氷。












国立国会図書館デジタルコレクションは、膨大(数百万)な蔵書を自宅のPCから読めるので、非常に重宝しています。
私の最高の暇つぶし。

で、その蔵書の中で最古の「アイスコーヒー」の文献はなんだろうと気になって調べてみました。
「アイスコーヒー」で検索しても最近の本しかないし
「冷やし珈琲」で検索してもゼロ。
「冷し珈琲」ならどうかなと思ったら一冊ヒット。

明治40年 「弦斎夫人の料理談」 著者 村井多嘉子

…
弦斎って「食道楽」書いた明治~大正のジャーナリストの、村井弦斎かな。すると、その奥さま。
体裁的には、雑誌記者さんが村井多嘉子さん宅に伺って、教えてもらったレシピを記者さんが会話調にまとめたもののようでした。
読んでみたら「冷し珈琲は如何にして造るか」という項目がありました。
それによると、酷暑の日(炎熱 燃ゆるが如く)、記者さんが夫人の家に行ったら
席に着くやいなや、女中さんが「冷し珈琲」を出してくれたんだそうな。
で、一口飲むと

涼気 肌に生じて 佳味芳香 口を離れず

興奮した記者さんが夫人に

「このコーヒーは味がよくって何とも申されませんが、これはどういう風におあつらえになりますか」

と質問した回答レシピがありました。
その内容が、現代に住む私には

そんなの有りなんですかー!

と思うレシピだったんで、作ってみることにしました。

まず、材料。

珈琲(当然ながら)。

記者の質問「(これを作るのは)珈琲はなんというのが、ようございますか」

夫人「モカというのが、ようございます」

モカ…実は私は酸味が苦手なんだなー。
でも夫人のオススメだし。
されど、実験的な内容だし。

2018-06-09 21.34.39

ご近所スーパーでいちばん安かった「モカブレンド」にしました。

夫人「まず、鍋の中へ一人前につき、茶さじなら三杯、大さじなら一杯のコーヒー粉を入れます」

いきなり鍋ですか(記者になる私)。

夫人「そこへ、卵の白身を入れます。他の事に使った卵の殻を、白身が少し残るようにしておいて、その殻を一人前につき、三つ使います」

卵ですか!?

2018-06-09 21.34.54

卵の殻を三個分…。
とりあえず先にオムレツ作るか…。

夫人「殻は珈琲の中に入れてよくつぶし、そこへ大さじ二杯の冷水を加え、珈琲と殻をよく混ぜます。それを火にかけて、二~三分グツグツ煮立てます」

先生!
この量の珈琲を、大さじ二杯程度の冷水で数分煮立てたら、鍋に焦げ付いてしまうのではないでしょうか。
明治時代と現代って火力が違うんかな。

先生が信じきれない私は

2018-06-15 19.04.20

200㏄くらいの水で煮立てました。

夫人「煮立っている熱湯を一合ほどさして、すぐにホンの少し冷水を入れますと、珈琲がよく澄みます」

先生、ホンの少しってどれくらいでしょう。
テキトーでいいや…。
あ、かなり入ってしまった。

夫人「これを丁寧にフランネルで濾します」

先生、ありません。
珈琲フィルターでいいか。文明の利器だし。

夫人「そこに牛乳と砂糖を入れて冷やします。このレシピは、牛乳が多すぎると味が悪くなります」

先生、でしたら具体的な量を教えてください。

2018-06-09 21.35.18

250㏄くらいでいいかなー。
砂糖は無しでいいような気もするけど(私は甘い珈琲が苦手)、気持ち程度入れておくか。

夫人「氷箱で冷やしましょう」

冷蔵庫で一晩おいておきます。

2018-06-10 08.10.03

翌朝~。

そして、これで仕上がりではないんですよ。
なんと先生いわく

「飲む時には、瓶に注いでレモン油をホンの一、二滴落として、チョイと混ぜて出しますと、いっそう味がようございます」

コーヒーにレモンー!
私的にはそれは無い。
しかも、レモン油なんて、そのへんに売って無い。

でも、なにごともチャレンジ精神が必要。

2018-06-10 08.10.47

愛用のレモン果汁を一滴垂らしてみました。
…
ちょっとキワモノ的ドリンクになってしまった感が。

いただきます。
…

おいしー!

例えるなら、暑い夏、高原で立っていたら涼しい風が吹きぬけて行った、そんな快感と申しましょうか。
ためしに、レモン無しのも飲んでみたのですが、これは絶対レモン有りの方が美味しい(「涼しい風が吹き抜けて行った」のはきっとレモンだと思う)。
そして、甘めの方がさらに美味しいです。

比較のため、同じコーヒー粉で普通に淹れて飲んでみましたが、味が全然違う。
卵の殻が、モカのとんがった酸味を抜いたような感じです。

実は今年の夏はコレにはまり、一生懸命玉子焼き作りました(殻目当て)。

来年は、レモン油を買って本式に作ってみたいと思っております。
でも売ってないんだなー。


この本、こんな感じになかなかスゴイレシピがいろいろ載ってまして、全部作ってみたい欲求にかられる魔力があります。

桃のフライとか…。



↑このページのトップへ