1000円グルメの旅

1000円札一枚で、日本中の美味しいもの食べてみたい。 と、47都道府県をさすらうブログです。

Categoryレッツ再現料理

拙著「オリオンは静かに詠う」に、栃木の郷土料理として「炭酸まんじゅう」が出てきます。
地域…というか、ご家庭ごとに呼び名が違うかもしれません。

私は30過ぎるまで「あんこ」が得意でなかったので(40越したら「好き」に転じた)
小さいころは食べませんでした。

が。

遠~~~~~~~~い記憶にあるのは
炭酸まんじゅうを、母が気が向いたときに作ったこと。
1回か2回くらいですが(基本的に母はお菓子作りをしない人です)。

そのとき、もらって食べたんですが、「生地が固すぎる」という記憶しかありません。

炭酸まんじゅうを買って食べたこともないし、作るシーンを書くし、
どうしよーかなーと思ったら、某公民館で「炭酸まんじゅうを作ろう講座」が開催されたではありませんか!
すぐに申し込んだのは言うまでもありません。

参加者は10名くらいでしたかね。


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材料は小麦粉、炭酸、ベーキングパウダー、水、砂糖、あんこ。


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まずは、(1)小麦粉に炭酸とベーキングパウダーをあわせて、ふるう。

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私はすべての作業の中で、これがいちばん楽しかった…(ダマを崩す過程)。

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(2)ボウルに砂糖と水を混ぜておき、

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(1)の小麦粉とあわせ、ゴムベラでざっくり切るように混ぜる。

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生地を寝かせたりするんかなと思ったのですが
そういうのは一切なしでした。

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(3)打ち粉を振った台に(2)を取り出し、

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1個30g前後に分けておく。

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先生「手軽に作りましょう!あんこは市販のもので充分です」

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(4)あんこを1個30gに丸める。

(5) (3)で(4)を包む。ここの写真がないのは、手がスゴイことになっててスマホ持てませんでした。

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蒸し器に並べる。

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12分蒸す。

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できた!先生、できてます!

先生「ウチワで扇いで、荒熱取ってください!」

がんばります!(これくらいしか人並みにできない)

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これが第一陣。

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あんこがはみでてるのは、私が作ったものですね。

先生「ポリシートで包んでください」

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わー、市販のものみたい。

先生「第二弾いきますよ!」

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わー、増えた。

先生「第三弾行きますよ!」

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なんか、ドラえもんの「バイバイン」みたいだな。
宇宙に打ち上げなければ…。

先生「では、ご自宅に持って帰って味わってくださいね」

えっ。蒸かしたてホヤホヤを食べるんじゃないんですね。

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持って帰りました。
二人暮らしなのに、六個ももらってしまった。冷凍しちゃうか。

あんこがはみ出てるのは、責任もって引き取りました。これは私が食べます。
夫は、割とマシにできてるのを食べてください。

夫「懐かしい味だね~~~~~。昔、お盆のときにおばあちゃんが作った記憶がある」

やっぱり生地が固い。昔食べたほどではないけど。
でもこれが普通なのだろうか。

いろいろ検索してたら、卵を使うレシピとかあるみたいですね。
私の記憶では、宇都宮駅西口の某セブンイレブンに「宇都宮名物!お土産にどうぞ」と
売っていたような…。



このブログで、過去いちばんアクセス数があった記事は2018年9月8日の「明治時代のレシピでアイスコーヒーを作ってみた結果」です。
参考にした文献「弦斎夫人の料理談」(明治40年)のレシピはアイスコーヒーをはじめ、どれもこれも強烈なんですが、最近(2020年5月22日)復刊されたんですってー。


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でもって、最近「タモリ倶楽部」でも(この本のレシピが)題材になったんですってー。
知らんかった。

しかし、いちばん驚いたのは、村井夫人の口述を記者がまとめるという体裁だったこの本、記者の正体は旦那様の村井弦齋氏だったんだそうで…。
てっきり若き婦人記者かと思ってた。

話は変わりまして、私は家の冷凍庫を見て悩んでおりました。
冷凍庫の主と化している「牛バラ肉ブロック」、そろそろなんとかせねばヤバいのでは。
でも、何を作ればいいのやらー。
あ。思い出した。
村井夫人が昭和5年に出したレシピ本「一年間のお惣菜」に、なんか不思議な料理が出ていて、牛バラブロック使うとあったはず。
材料も身近なものだったから、作ってみよう。
その名は

「バクレツライス」

です。
昭和5年というと90年前か。
では始めましょう。先生、よろしくお願いします。

「牛のバラ肉を、百目大切のまま深い鍋に入れ、かぶさる程のお湯にホンの少しの塩を加え、中火で30~40分煮ます。」

百目?
??????
教えて、Google先生…。

「100匁のことです」

100匁?

「375グラムです」

肉のパックには325グラムとあった。あら、結構近い数字。よかった。

お湯からゆでる? 水からゆでてはいけないのであろうか。
まぁ、どうせ食べるのは自分だけだし

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水からゆでよう。

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で、ニンジンとじゃがいもを別にゆでる、と。

「ゆであがってから切りましょう」

…。
ま、胃に入れば同じだし、いいや。先に進みます。
このあたりからレシピは忙しくなり、Google先生に訊いてるどころではなくなりました。

・別の鍋で、刻んだ玉ねぎをバターで柔らかくなるまで炒める
・柔らかくなったら、五六部の大きさ(この単位がまたわからないので適当に切った)の牛バラ肉と、ニンジン、じゃがいも、グリーンピース(缶詰)を混ぜて炒め、塩コショウ
・他のフライパンで、バター大さじ1を溶かして泡立ったらメリケン粉大さじ1を入れ、鳶色になるまで炒める

鳶色?

ダメだ、手でスマホを操作できる状態ではない。
ヘイ、siri、鳶色教えて。

「…」

しまった、去年スマホ壊して機種変更して以来、siri入れてなかった。
ヤフー師匠音声入力!


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私がこんな色になるまで炒めたら、焦がすこと確実。
早めに切り上げよう…。

・鳶色になったら、牛バラ肉のゆで汁を濾したものを二合ほど入れる
・ケチャップ大さじ三杯を入れて塩コショウ、五分くらい煮詰めて裏ごし
・お皿にご飯を盛る
・炒めておいたグループを、皿の片側に載せる
・もう一方に、さっきのソースをかける
・福神漬けか、紅ショウガを添えてどうぞ

ガリしかない…。
ま、いいか。

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完成図(レシピ上の完成図と一致しているのかは、謎。図がない本だから)。
ご飯が寂しい。
ふりかけでも振ろうか。あ、ふりかけ無いや…。

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大葉でなんとなく代用。

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材料的に、カレーライス的なものを想定して作ったけど、全然違う出来上がりだった。
味が失敗だったら、全部鍋に戻してカレーにしてしまおう。
いただきます…。
これは…。

チキンライスの、具&ライスとケチャップを別に食べたような感じ。

現代のレシピだったら、きっとどこかで「コンソメ投入」になるのではないかと思います。
「炒めグループ」は非常に優しい味で、「ソースグループ」はケチャップが前面に来るので、シンプルに楽しめる味ではなかろうかと。

確かに、福神漬けか紅ショウガがあったら、かなりアクセントになってご飯進みますね。

ご馳走様でした…。



結局、何が「バクレツ」だったんだろう…。

休校の関係で、学校給食用の牛乳乳製品が余っているとのことです。
生産者の方々を支えるため、また、ご自身やお子様の健康のため、牛乳やヨーグルトなどを食べていただけるようにご協力をお願いいたします、と農水省も言っている

いちごパフェいっぱい食べなきゃ(生クリーム、アイスクリーム等含有)…。

と決意を新たにしていたところ、ノザキのコンビーフさんの公式ツイッターがこのようなことを。




くっ…。
なんという悪魔的な破壊力。
しかし、それは国産乳製品の消費、ついては乳牛さんたちを救うことにもつながる、天使のようなアイデア。

今こそ…。


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買ったまま忘れていた、あのアイテムの出番だ。

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そう、ホットサンドメーカー。
あとは材料。
国産のカマンベールチーズじゃないと意味ないので、その辺は間違えないようにせねば。

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こんなところでしょうか。
タマネギが写ってませんが、別にあります(タマネギ農家さんからもらった)。
あとはやはり、トマト農家なのでトマトも投入。
生まれて初めてコンビーフ買ったのですが、「鍵くるくる」タイプでした。

さて、パンに材料乗っけて…。

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「ババさま、王蟲が怒ってるみたい……」

「王蟲の怒りは大地の怒りじゃ」

と、一人でぶつぶつ言っていると夫が一言。

「カマンベール、一回で一個使うの!?」

国産乳製品消費のためです。

半分にしとくか。

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こんな感じ(ちなみに私一人で食べます)。

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カットして、スタンバイOK。
ゲッツ・セット。
イッツ・ア…

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チーズびよんタイム。

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カマンベール半分でこの迫力だとすると、一個使うと、どんだけ感が。

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それでは、いただだきます。
これは…ものすごい…

デンジャラス感

ぺったりカリカリしたパン層を突き破ると、カマンベールチーズがウェルカム。
熱せられたトマトのジューシー加減と、タマネギの甘味と辛み、そしてコンビーフの塩気と肉気。

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悪魔、あなたは悪魔よ…。

と、言いつつ目が笑ってしまう、そんなホットサンドでした。




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